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心配の種を探す
前回の続きです。

50才の時に、メンタルを大きくを崩した母。
きっかけは、借金の完済に伴うライフスタイルの変化。
加えて、閉経の時期が重なったのも良くなかった。

最初は更年期障害を疑い、まず婦人科で診察を受けました。
病院で出た結論は、ホルモンバランスの崩れからくる精神的不調。
そこで、母はホルモン補充療法を始めることにします。

しかし。ここから長かった。述べ5年以上、通い詰めることとなる。
その間、ずっとホルモン剤を飲み続けるが、不調は改善されなかった。

この頃の母は、しょっちゅう電話をかけてきて、不満や愚痴をこぼしていた。
「みんな、私の事、頭がおかしいと思ってる」
「あの人、この間こんな事言った。きっと私の事が嫌いなんだ」

そんなことないよ。もし、そうだとしても気にしなけりゃいいじゃん。
と、私は何度も言うけど、聞く耳など持たない。
相手の態度や言葉を深読みし、被害妄想に取りつかれ、悲観する。

私は訳がわからなくなった。なんでこうなっちゃうの?
口にする言葉は、大変だった頃と変わらない。むしろ愚痴に拍車がかかってしまった。
もう借金無くなった。残りの人生、のんびり楽しくやればいいじゃん。と思い

私 「編み物やるとかさ。カルチャースクール行ってみるとかしてみれば?」

と言ってみるものの
母 「目が疲れるから、編み物はイヤだ。出かけて、人と話すのが怖い」
と、ことごとく却下されてしまう。もう打つ手なし。といった感じだった。

想像するに。
おそらく母は、急な環境の変化についていけなかった。
長年染み付いたネガティブ思考は、簡単に払拭できない。
私からすると、どこか「不幸になる種」を探してるように見えた。

それまでの母は、どちらかというと物事に対し後ろ向きな姿勢だった。
先の事を心配し、悲観し、不平不満を持つ。敵を作る。愚痴をこぼす。
逆境時にはそうすることによって、心のバランスを保ってきたともいえる。

そこへ突然ふってわいた、幸運な出来事。
何日も断食をした人間に、いきなりご馳走を食べさせたようなものだった。消化不良を起こした。
体同様、心にも変化に対する準備期間が必要だったんだ。

気をつけなくちゃいけないんだな。不運だろうが、幸運だろうが関係ない。

ベクトルの向きが違うだけで、本質的なものは一緒なんだ。
「物事が大きく変わる」時というのは、細心の注意を払わなければならないんだ。
数年間、悩み続けた母を見てそう感じた。

思いもよらない事態に、見かねた父がこんなことを言い出す始末。

父 「こんなふうになってしまうんだったら、借金があった方が良かった」


続きます。
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実家のこと | 08:01:04

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