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間違った判断
前回の続きです。

この、不満だらけの生活に終止符を打ちたい。
家を離れ、誰も知ってる人がいない場所で、一からスタートしたい。

そう考え、高校卒業後は、地元を離れ東京へ行くことにした。
新聞配達をしながら専門学校へ通う。という選択をします。

このことを知った祖父母は、東京へ旅立つ前日。
家まで来て、私を励ましてくれました。

祖父「えらいなあ。苦労しても後でちゃんと返ってくるから頑張れよ」
祖母「体には気をつけるんだよ」
祖父「俺の孫だから大丈夫だ。しっかりやってけるぞ」

せっかく頑張れと言いに来てくれたのに、私はというと。
俺の孫?こういう時だけ、孫扱いするんだな。
普段はほったらかしのくせに。と、斜にかまえ、おざなりな対応をした。
照れくささも加わり、ちゃんとお礼も言わずにさよならしてしまう。

そして。
祖母と喋った、元気な姿を見たのは、これが最後となる。

私が上京した年の秋。
祖母は家の階段から落ち、腰を強打。
打ちどころが悪く、寝たきりになりそのまま亡くなってしまった。

上京後の私は、正直言って故郷のことを忘れかけていた。
日々の生活は忙しく大変ではあった。けれども充実して楽しい。
祖母の死は、どこか他人事のように感じていた。

そうして、祖母の死から5年後。
私は、ダンナと結婚することが決まった。
入籍の前に、実家へダンナと2人で報告へ行きます。

突然「結婚する」と、帰省した私達に驚きはしたものの、快く承諾してくれる。
そしてウチの親から「式はどうするのか」と聞かれた。けど。

私は元々、結婚式を挙げるつもりはなかった。
写真だけ撮って、あとは顔合わせして終わらせるつもりでした。
この時、私達は引越やら転職やらでバタバタしていた。

とりあえず、親だけには報告を済ませる。
今回の帰省は、それだけが目的でした。
すると、帰り間際に父からこう聞かれます。

父「じいさんに、結婚するって言いに行かなくていいか?」

当時、祖父は祖母に先だたれ一人暮らし
頑固で強がりな人だけど、きっとさびしい生活なんだろうな。
結婚するって知ったら、喜んでくれるかな。驚くかな。と思ったものの。
私はちょっと迷って、こう返事します。

私 「うーん。いいかな。お父さんから言っといてよ」
父 「俺から言っとくのか」
私 「うん。後で、落ち着いてから挨拶行くから、今回はいいや」

けれども。
この判断をしたことを後々、後悔することとなる。
私の口から、もう二度と祖父へ報告することはできなくなってしまった。

なぜなら。
3ヶ月後に、祖父は農薬を飲んで自殺を図ってしまうから。

続きます。
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過去のこと | 09:14:33

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