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悪者をつくる
前回の続きです。

今となっては、祖父母がそう言った理由がわかります。

一昔前の貧しい農村だったら、堕胎など当たり前。
子供を間引きしたり、里子へ出すこともよくあった。

そして、父がお金を借りに行った理由もわかる。
当時祖父母は、叔父(父の兄)へ、たくさん援助をしていた。
事業を起こす・撤退する。その度に、祖父がお金を渡していた。

だったら、うちの出産費用くらい、面倒みてくれるだろう。
父がそう考えるのも、無理はなかったと思います。
けれども、いざ蓋を開けてみると「自分で何とかしろ」

この件について、父から一切なにも教えてもらってません。
全て父のいない場で、母からこっそり教わった内容です。

父は、愚痴や不満をあまり口に出さない人です。
自分の胸に秘めて、淡々と消化していく気質。

対して母は、思った事はそのまま口に出したい気質。
喋る事でストレスを発散するタイプ。
けれども、母には話の合う友人らしい友人がいなかった。

当時の母にとって、愚痴を話せる相手。それは私だった。
今思えば「これ、子供に話すような内容じゃないよな」
というような事も、どんどん打ち明け相談してきた。

母からすると、困った時に助けてもらえなかった。
体調を崩して入院しても、心配してもらえなかった。
孫(私達姉弟)へお年玉も、入学祝もくれたことがない。

相当、不満がたまっていたようです。
加えて、当時の実家は借金を抱え、弟の知的障害まで発覚。
父はいつもピリピリしていたし、家の空気も暗かった。

周りを見渡せば、みんな普通の生活をしている。
なのにウチだけは、いい事が何ひとつない。誰も助けてくれない。
どうして、こんなに苦労しなければいけないのか。

自分以外の人間は、みな幸せそうに見えた。

半ばやつあたり気味に、祖父母への態度が冷たくなっていく。
祖父母を悪者にすることで、精神のバランスを保とうとしていた。
敵をつくる・悪者をつくることで、不満を解消しようとしていた。

悲観して諦める。くよくよ泣いて過ごす。
それよりは「こんちくちょう」と、憎しみをエネルギーにする。
その方が、前へ進む力になるといえばなる。

目先だけを見たら、この方法は有効かもしれない。
けど長い目で見ると、結局は自分へ跳ね返ってくる。
自らが出した毒で、じわじわと自分自身が侵され行く。

自分から距離を置いたくせに、他の孫(いとこ)を可愛がるのを見ては
「やっぱりね。どうせ私のことは嫌いなんだ」
と1人でひがんでいた。妬んでいた。

反抗期も重なって、かなりささくれだっていました。


続きます。
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過去のこと | 10:17:07

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