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生きたい、という思い
前回の続きです。

それまでの私は、どこか厭世的な考えを持っていた。
生きる事に価値を見いだせない。いつ死んでもかまわない。
いや、むしろ死んだ方が楽なのかもしれない、とすら思っていた。

けど皮肉な事に、いざ死が目の前にチラつくとそんな価値観は崩れた。
「生きたい。このまま死にたくない」
父や母の顔を思い出しながら、そればかりを願い考えていた。

人はどうして生きて死ぬのか。
どうせ死んでしまうのに、何のために生きているのか。
自分が生きる事に意味があるのか。

これまで考えてきた、そういったものが全て吹っ飛んだ。
理屈じゃない。本能だった。
理由も意味もいらない。生きたい。ただそれだけを思った。

この経験は、良くも悪くも私へ大きな影響を与えました。

人間いつどうなるかなんて、誰にもわからない。
もしかすると、今この場で命が無くなってしまうかもしれない。
命あるものは必ず終わりを迎える。

ならば、精一杯生きてみようじゃないか。とことん力尽きるまで。
最後の瞬間を笑って迎えられるよう。悔いのないように。
そんな思いを、今も常に持ち続けています。

そして翌々日になり、彼氏から電話が入ります。

彼氏「おい。イチと連絡取れたぞ。本人と話ができた」
私 「勤め先に電話したの?」
彼氏「そう。呼び出してもらった。すごい緊張してたぞ。「はい!はい!」しか言わなかった」

あの慌てっぷりを見たら想像できる。さぞ寿命が縮んだだろうな。
まあ、私も命の灯が危うくなった。そのくらいは勘弁してもらおう。

彼氏「で、明日○○で会う事にした。まどりんも来いよ」
私 「私も?なんで?」
彼氏「慰謝料の交渉する。まどりんは何も喋らなくていい。黙ってろ」

慰謝料って言うけど、これって限りなく脅迫に近いよね。
相手は警察官だよ。下手な事言ったら、手が後ろに回るんじゃないの。
大丈夫なのかな。あんまり気が進まない。

私 「お金の要求するの?恐喝にならないの?」
彼氏「そこは上手く持っていく。俺が全部やるから任せとけ」
私 「・・・わかった。私は黙って座ってればいいのね」

翌日、彼氏と一緒に待ち合わせ場所に行きました。
話合いの場所は、街中の大きめな喫茶店。
私達が行った時には、既にイチさんは到着。そして横には見知らぬ男性も同席。

私 「あそこに2人で座ってる。右の方がイチさん。でも隣の人は知らない」
彼氏「ははあ。自分だけじゃ解決できないと思って誰か連れてきたんだな」

彼氏の読みは当たってました。
同席してた男性はイチさんの上司だった。
私達が席に着くと、イチさんの代わりに上司の方が挨拶をします。

上司「私、イチの上司のサンと申します。この度は大変ご迷惑をおかけ致しました」

イチさんは、ずっと下を向いたままでした。
私と目を合わせようともしない。私も、彼氏の指示通りずっと黙ったまま。
こうして、私と彼氏、イチさんと上司の4人で話し合いが始まります。

続きます。
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過去の事(怖かった編) | 08:10:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
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