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華麗に無視
前回の続きです。

なんとなく「ちょっと苦手かも」と思いつつも、それほど関わる事がなかったユキさん。
入社時は繁忙期という事もあり、月の半分は外勤をしていた。

けど、ウチの会社は、12月から3月にかけてすっごくヒマになる。
11月の終わりにもなると、外勤(現場)の仕事がぱたっと無くなった。
必然的にユキさんは内勤業務になる。

しかし、内勤だってそれほど忙しくはない。むしろヒマなくらい。
案の定、ユキさんはする事がなく、これまで以上に時間を持て余していた。
どうするのかな。この状態が春まで続くのかな。

そう思っていたら、事態が急変します。
今迄、席が決まっておらず、あちこち転々としてたユキさん。
それが12月から、私の隣の席へ来ると決まったのです。

聞いた瞬間「えー面倒くさいな」というのが率直な感想だった。
ユキさんは悪い子じゃない。明るいし屈託がない。
けど、あのスーツの1件のやりとりを見て思った。多分、私とは気質的に合わないと

合わないのは構わない。そんな人は他にもたくさんいる。
問題なのは、このヒマさ加減。仕事するより、雑談してる方が多いこの時期。
しかもユキさんはとてもお喋り好き。隣に来たら、嫌でも相手をしなくちゃいけない。

でもまあ、ユキさんは娘ほど年下の子。
仲良くも悪くもせず、ほどほどにやってけばいいか。
そう思いつつも、隣同士の生活がスタートします。

最初は普通に接していました。雑談もしていた。
私も死ぬほど忙しい訳ではないので、時間がある時は相手になる。

席が隣になって確信しました。ユキさんは本当にする事がない。
下手すると一日8時間、ずっと手持ち無沙汰にしてる。
そして、そんな日の方が圧倒的に多い。

多分一日がとても長く感じてるに違いない。苦痛だろうな。
だから、お喋りで時間を潰す。そうしたくなる気持ちは分かる。

同じ所属でも、ユキさんは私達と同じシステムを使える権限を持ってない。
理由はわからない。所属は一緒でもやる仕事が全然違う。
なので、私の仕事の手伝いをお願いする事もできない。

そんな日々が続いたある日の事です。
夕方3時回った頃に、社員のハナさんが私へ仕事を頼みに来ました。

ハナさん「まどりんさん。今手開いてる?」
私 「バッチコイ(古いなあ)です。何かお手伝いしますか」
ハナさん「うん。来週のセミナーの書類の封詰めお願いしたいの」

仕事は簡単。書類を数枚三つ折りにして、封筒へ入れてくだけ。
ハナさんが同封する書類の説明をしようとしたその時。
横でこのやりとりを聞いていたユキさんが、会話へ入ってきます。

ユキさん「へえー。楽しそうですね。私もやりたい」
と、私達へ声をかけてきました。ハナさんが一瞬固まった。

封詰めの量は結構ある。簡単な仕事だからユキさんにも出来る。
どうするのかな。一緒にやった方がいいのかな。そう思っていたら。

ハナさん「書類はね、全部で6枚あって順番はこれ。見本渡すね」
聞こえたはずなのに、完全無視。そのまま私だけに説明を始めた。
ここでもう一回、ユキさんが声をかけてきます。

ユキさん「私もそれ、やってみたいです。楽しそうですね」
しかし。驚く事にハナさんはこの二度目の言葉もスルー。
この時点で私はかなりヒヤヒヤ。

どういう事だこれ。いや、私はどうすればいいんだ。
ユキさんは明らかに、私達へ話しかけてる。
でもハナさんはその言葉を黙殺。

ヒマでしょうがないから、仕事があれば自分もやりたい。
そんな気持ちがひしひしと伝わってきた。
でもハナさんは華麗にスルー。ユキさんの方を見ようともしない。

続きます。




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仕事のこと | 09:05:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
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