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どうして勉強するの?
「勉強って、どうしてやらなきゃいけないの?」
小学校低学年の頃に、娘から聞かれた言葉です。

この台詞は、学校に通うようになったら絶対聞かれるよな。
そう思っていたので、いつ聞かれても答えられるよう心の準備はしていました。
私はこう答えました。

「別にやりたくなければ、やらなくてもいい。困るのは自分。
 けど世の中っていうのは、不勉強な人間は損する仕組みになってる」と。

まだ小さかった事もあり、今いちピンとはこなかったようです。
そこで、私は娘に聞いてみました。

私 「じゃあもしね。今あなたが、中学校の授業受けたらどうなるだろう?」
娘 「え~、何言ってるかわかんないと思う。泣いちゃう」
私 「だよね。きっと先生の言葉がお経のように聞こえてくるんだよ」

娘 「ちゃんと勉強しないと、わかんなくなって学校がつまらなくなる?」
私 「そうそう。先生が何言ってるかわからない。それが毎日毎日続く。想像してごらん」
娘 「・・・・退屈で死んじゃう。あ、お絵かきとかしちゃうかも!」おいおい

娘は私の言いたい事がなんとなくわかってきたようです。

事実、私の学生時代もそういう子は存在しました。
教科書を読んでもわからない。
授業で先生の話を聞いても全く理解できない。

こうなったら、もうその子にとっては学校の授業は地獄でしかない。
訳のわからない先生の話を一日中、黙って座って聞くだけ。
退屈で退屈で、一時間一日が途方もなく長く感じる。

そんな思いをするくらいなら、わからない事をわかるまでやる。
その方がずっと楽だと私は考えてるし、娘もそう感じたようです。

過去勤めていた会社での話です。
その会社には、致命的なほど算数ができない男性の営業社員がいました。
どのくらいできなかったかというと。

加・減・乗までの計算はできたけど、割り算がまったくできなかった。
彼の計算能力は小学校中学年で止まっていた。
割り算が出来ないので、小数・分数は勿論、割合や面積体積の計算もできない。

「50%引き」だの「3割引」となってても、どのくらいお得なのかすら理解できない。
野球選手の打率や防御率も、意味がわからないのでハナから興味がない。
ここまで出来ないと、日常生活に支障がないんだろうか?人ごとながら心配になります。

ただ、彼は学力は無かったけど、とても素直な人でした。
かっこつけず、わからないものはちゃんとわからないと言える人だった。
これが大きな強みとなって、営業成績をメキメキ伸ばしていきました。

自分自身、普通の人より学力がかなり劣っているのを自覚していた。
ですから彼は、わからない事は決してそのままにしなかった。
きちんと周りの人に相談して、教わった事、言われた事を素直に実行して、
最後まで諦めず、粘り強く努力し続けた。結果、営業成績も伸びた。

人間、いくつになっても素直な気持ちで「学ぶ」って大切な事なんだな。
そう彼に教えてもらいました。

目的に向かって、計画的にコツコツ努力する事とか
わからない時に、考えたり、聞いたり調べて解決する事や
壁にぶちあたった時に、諦めず自分で乗り越える精神力

学びを通じて、学力以外の目に見えない大きな力をつける事ができる。

思春期の数年の頑張りが、その後の何十年の人生を左右する。
たかが中学や高校の勉強も頑張れない人間が、社会に出て何ができるのか。
敢えて言わないだけで、社会的に成功してるほとんどの人は、そう実感してるはず。

お金や地位のような目に見える財産は、他人に奪われると無くなってしまう。
でも。自分で身に付けた能力は誰にも奪われることがない。

だから、私は娘に言い続けてます。
そして自分自身へも言い聞かせてます。

「勉強が全てとは言わない。でも生きる上でとても大切なものだよ」と。

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ムスメのこと | 08:51:22 | トラックバック(0) | コメント(8)
ブログあれこれ
こんにちは。約1週間ぶりの更新です。

お休みの間もご訪問、拍手、コメント、応援ポチ下さりありがとうございます
感謝感激あめあられです(ふるい?)

このお休みの間は、色んなブロガーさんの記事を読みまくる日々。
夢中になって読んでるうちに、何時間も経ってしまってる事も。

これまでも、気になるブログは過去からさかのぼって読んできました。
でも、読みたい記事がたくさんありすぎて全然追い付かない(^_^;)
一日かけても読み切れない。そんなブログもたくさんありました。

読むだけでも、こんなに時間がかかる。
きっと、書くのはもっと時間がかかったんだろうな~。
などとつらつら思いました。

中には、毎日コツコツ何年も続けてるブロガーさんもいらっしゃる。
たくさん記事があるブログだと、一冊の本を読破するのと同じ感覚。
もうただただ「すごい」の一言しか言えません。

ひとつの記事を書くのに、皆さんはどの位かかるんでしょう。
私は記事そのものを書くのは約30分。見直しに1時間。
どー頑張ってもこれ以上早く書けない。
しかも私は書いた記事を一日寝かせます。

時間が経ってから見直しをするので、粗が見えてしまう。
最初とは、全然違う文章構成になる事もよくあります。
ひどい時は、全部書き直す時も……。なんて非生産的なんでしょ。

自分でブログを書くようになって、しみじみ思います。

ずっと続けてるブロガーさんってすごいなあ。
果たして私は、一年後もブログを書いてるだろうか?
と、たまに考えますが。うーん。わかりません(^_^;)

でもおそらく書く方をさぼっても、読む方はやめないだろうな。
元々活字中毒。本でもネットでもなんでも読むのは大好き。

私がよく読むのは、やはり同年代女性のブログ。

仕事の事、お金の事、子育ての事、更年期の事。色んな記事を読んで
「やっぱりな~みんな大変なんだな」とか
「そうか!こういう発想のしかたもあるんだ」
と、励まされる事がしょっちゅう。

意識高い系な方のブログを読んで
「やっぱ、出来る人はものの捉え方が違うんだな~」
と感心したり(感心するだけで、実践できない私)

断捨離や片付けブログの記事を読んで
「すごい!こうやって整理整頓すればいいだな
とモチベーションを上げて、掃除にいそしんだり(単純なの)

お料理レシピのブログも好き。
娘&夫のお弁当作りと、ご飯のメニューに悩んで困った時は、
「これいいなあ。もーらい」と、アイディアを拝借する事がよくあります(笑)

我が家にコーギーがいる事もあり、ワンちゃんのブログも好き。
画像を見て「いやん可愛い~」と一人でキュンキュン悶えたり。

コメント欄を覗くのも好きです。
大抵は穏やかで、ほっこりするコメントが多いです。しかし。
たまーに、コメント欄を荒らされてるブロガーさんもいらっしゃる。

私などリアルでもネット上でも、不快だと感じたら即刻排除無視。
なので、辛口荒らしコメントにも真摯に対応するブロガーさんを見ると

「偉いなあ。私にはできない。心が広いんだな」
と思ってしまいます。

私も昨年、一度だけ辛口なご意見を頂戴しました。
「匿名で過去の事とはいえ、他人様のプライバシーを書くのはいかがなものか」

びっくりして、すぐ削除しちゃった(笑)
けど辛口とはいえ、よく内容を読んで下さってたご様子(今になって気付く私)
すいません。わたくしはこのように、心が狭くチキンな40女なの<(_ _)>

そんなこんなで。
またぼちぼち書きます。どうぞよろしくお願いします(*^_^*)

ブログの事 | 09:00:12 | トラックバック(0) | コメント(9)
おまけ話
最後の出勤 の続きです。

タイトル通り、おまけ話になります(^^)
このネタはこれが最後になります。長かったですね~すいませんでした。

ヤジさん退職後は平和な日が続きました。
そんなある日の事。ヒロさんが、手にお菓子の箱を持ってやってきます。

ヒロさん「これね。ヤジさんがクリーニングした制服と一緒に送ってきたんだけど」
へえ。意外や意外。会社や私達からは何も贈り物をしなかったけど
ちゃんと最後の挨拶として、送ってきたんだ。

ヒロさん「ただねえ・・・。これちょっと見てよ」

よくよく見ると、目にした事のない包み。
しかも記載は全て英語。うーん読めない。英語は白痴に近い私。
ただ、日本製でないのは確か。「GUAM」の表示だけはわかった。

私  「ほ?グアム??なんですかそれ。あの人海外へ行ったの?」
ヒロさん「わっかんない。制服と一緒にポンと入ってるだけでさ。メッセージも何もないの」
ヒメさん「嫌だ。毒でも入ってるんじゃないの?」
ヒロさん「おかしいよね。普通こういうの送ってくる?」
私  「私達からは一切、贈り物してないですしね」

少しばかり気持ち悪くなってきた。
なんでわざわざ海外のお菓子を送ってきたんだろう。
旅行へ行ったと見栄を張りたかったのか。それとも本当に行って来たのか。

送ってもきてもいいけど、何か一言添えればいいのに。
大体こういう物は普通、勤務最終日に置いてくものだけどな。
あの人は、やっぱりこの辺の感覚が変なんだよね。

このお菓子に関しては、さすがに手をつける人は少なかったです。
女性社員は皆、気味悪がって受け取りさえしなかった。
最後は半分近く残ってしまい、そのままゴミ箱へ直行されていた。

ダイナミックで個性的だったヤジさん。
やっぱり最後の最後まで、よくわからない謎だらけの人でした。

そして。
T社はその2年後、業績不振の為、解散という運びになります。
解散後は、別な資本の会社が引継ぎ新しい会社としてスタート。
それまで働いてた従業員は、新会社が継続雇用をしてくれました。勿論私も。

けど私は、この時点でもう辞めてしまいました。
元々、フルタイムではなく短時間で働きたかった。
丁度、娘の高校受験と重なる時期だった。

家の近くで仕事を見つけ主人の扶養範囲内で働きたい。
高校受験が終わるまでは、できる限り娘のサポートへ回りたい。
突然の会社解散に、驚きはしましたが「もうここは潮時だな」そう考えT社を退職。
その後は派遣などで会社を転々とし、今に至ります。

T社にお世話になったのは正味3年ほど。
仕事も人間関係も色々と大変だったな。よく続けられたな。
今の私に同じ事をやれと言われても、きっと無理。
そう思います。





お話変わりまして。
明日から1週間ほどお休みします<(_ _)>
今迄書いた記事のメンテや、出来の悪い記事の削除作業をします。

皆様のブログへは、いつも通りご訪問させて頂きます(*^_^*)

最近になって突然
「やっぱ、私書くより読む方が好きだわ」
と心境の変化が起きて来ました。(あ、でもとりあえず書くのはやめませんけど)

この休みの間に、いつも駆け足で読んでる皆々様のブログを
ゆっくり満喫したいと考えてます。

それではまた1週間後に

過去の事(仕事編) | 08:54:02 | トラックバック(0) | コメント(12)
最後の出勤
弱さへつけこむ の続きです。

これ以降は私の想像。

ヤジさんの旦那さんもきっとそうだったんだろうな。
身内を失うストレスは大きい。父親を亡くして傷心になる。
そこへ優しい言葉をかけてくる。かいがいしく面倒も見てくれる。

心細い気持ちを埋めてくれる存在は大きい。
そんな時のヤジさんの図々しさは「頼もしく」感じる。
次第に情がわく。結婚を持ちかけられる。そして承諾する。

けど。承諾したら最後。一度つかまったら、もう逃げられない。
ヤジさんは一旦手に入れたものを絶対に手放さない。
それは会社での態度を見てもわかる。どんなに疎まれてもしがみつく。

「ヤジさん、旦那さんを見張りたいから早く帰るんじゃないの」
トキさんがそう推理した事があった。私もそう思った。
見張る、とまではいかなくても旦那さんを1人にしたくない。と感じた。

ヤジさんの旦那さんは、土建関係の職人だと言っていた。
職人の仕事は夕方5時6時には終わる。日曜祝日も休みの会社が多い。
きっと彼女は、仕事以外の時間は極力旦那さんの傍にいたかった。
だから残業も休日出勤も、あんなに嫌がった。

お財布が完全に別々。保険の扶養にも入れてもらえない。

これを聞いた時は正直
「旦那さん、ヤジさんにお金をびた一文渡したくないのかも」
と思ってしまった。本当に籍を入れてたのか。も疑わしい。

確かに夫婦で家計を別々に管理してる家庭はあるく。
けど少なくとも、私の交遊範囲でそういう事をしてる人はいない。
ましてや、家事は全部ヤジさんがやってると言ってた。

だったら職を失った時くらいは、助け合っていいと思うんだけどな。
おまけにあの不衛生さ。旦那さんは何も言わないんだろうか?
それとも「似た者同士」なので気にならないのか。

わからない。彼女の全てが謎で不気味だった。
けどもういい。じき縁が切れる人だ。
あともうちょっとでオサラバできる。

ヤジさんを刺激しないよう、退職日まで過ごす事となります。
そうして。やっと、ヤジさん最終出勤日の日が来ました。

最後の日。挨拶以外はほぼ無言で仕事をこなしていた。
いつものように、定刻に仕事を切り上げ、
G部長への挨拶を済ませ、デスクへ戻り私物をまとめ、最後は
「お世話になりました」とだけ、呟き。
私達へ顔を向ける事なく、逃げるようにオフィスを出て行きました。

淋しい「最後の日」でした。
通常だったら、辞める人をみんなで囲む。
花束やメッセージを渡して挨拶をする。今迄の人にはずっとそうしてしてた。
短期で来てた派遣さんにでさえ花束やお土産を渡し、最後見送った。

けど。ヤジさんへは、誰も何もしなかった。
G部長の「今迄お疲れ様でした。お身体に気をつけてください」
この言葉だけ。私達も最後は「お疲れ様でした」としか言ってない。

辞めて残念だとか、これからも頑張れなんてつゆほども思わない。
あるのは「やっといなくなった」という安堵感だけ。

この日をどれだけ心待ちにしてきたことか。
長かった。本当に長い一年だった。
もう、あの人に悩まされる事はなくなる。
私もヒメさんもG部長も、みな胸を撫で下ろしました。

続きます。

過去の事(仕事編) | 16:54:16 | トラックバック(0) | コメント(2)
弱さへつけこむ
計算する女 の続きです。

なんとなく、ヤジさんの意図が見えてきた。ただ同時に。

そこまでして稼がなくちゃいけない理由がわからなくなった。
ヤジさんは結婚してる。仕事してるダンナさんがいる。
いくら財布が別々とはいえ、困った時は助けてくれないのだろうか。

彼女の言う事は、どこまでが真実でどこまでが嘘なのかわからない。
お喋りな人だけど、何でもかんでも話すわけじゃない。

自分の生い立ちについては、ほとんど話題に出さなかった。
ヤジさんの親は存命なのか、きょうだいはいるのか。
どんな学生時代だったのか。友人はいたのか。

一年も一緒に仕事してたけど、わからない部分の方が多かった。
結婚に至るまでの経緯も、触れてほしくない様子だった。
それが証拠に、旦那さんとの馴れ初めを聞いた時の事。

旦那さんについて、いつもは聞かなくてもぺらぺら喋るヤジさんが
「まあ、それは色々ありまして」と、言葉を濁し別の話題へ切り替えた。
それでもぽつりぽつり言う言葉をつなぎ合わせると

今のご主人と出逢った(出逢った経緯は不明)
この時点で、ご主人の母親は他界。父親も体調がすぐれない状態だった。
ほどなくしてご主人の父親が亡くなった。そして亡くなって3ヶ月ほどで、すぐ結婚。

普通は、喪が明けてから結婚に踏み切るものだと思う。
祖父母ならともかく、親が亡くなってすぐ結婚。私ならためらってしまう。
それほど急ぐ理由があったという事なんだろうか?

本当に失礼だけど、ヤジさんが既婚者。
というのは誰もが不思議に感じてた。

流通部女子「もしかして出合い系で知り合ったんじゃない」
ヒロさん「ヤジさんの旦那さんてどんな人なんだろうね。見てみたいわ」
ヒメさん「きっとデブでろくでもないのよ。似たもの夫婦って言うじゃない」
トキさん「なんか、弱みでも握って籍入れさせたんじゃないの」

私もトキさんと似たような事を思った。
弱みを握る、脅し半分で結婚を強要した。とまではいかないにしても。
ヤジさんは弱った人間を察知する嗅覚が異様に鋭い。

それは実際に私が痛感してる。
まだヤジさんが入社して間もない、私がトキさんに攻撃されてた頃の話。
その時私は、ミスをトキさんにこっぴどく叱られて落ち込んでいた。

するとヤジさん、傍に近寄ってきて慰めてくれた。
「こんなに忙しいと大変ですよね。大丈夫です。これからは私もお力になります!」
通常だったら、なんてことない一言。

けどこの時の私は、連日トキさんから叱責を受け、普通の精神状態じゃなかった。
ヤジさんのうるさいほどの大声をとても心強く感じてしまった。
厚かましい態度を「頼もしい」とすら思ってしまった。

ヤジさんは弱ってる人間、落ち込んでる人間にはとても優しい。
だから、自分がそういう境遇に身を置くと勘違いしてしまう。
自分にとって「いい人」のストライクゾーンが、いつもより大きくなる。

「この人はいい人優しい人」

今だったら考えられないような判断をしてしまった。
不用意に気を許してしまった。心の底で「ちょっと変な人」と思いつつも、
「でも本当はいい人なのかも」と、自分に都合良く解釈した。

そしてスルリと懐へ入り込まれる。それはもう見事な位素早く。
けど自分が冷静になったら嫌でも気づく。
ヤジさんの図々しさ。普通とはかけ離れた感覚。おかしいと思った時は既に後の祭り。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:50:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
計算する女
見え隠れする意図 の続きです。

傷病手当金とは。
業務外の病気やケガで仕事を長期的に休むことになったときに支給されるお金。
となっていました。これは、退職後も受け取れるお金のようです。

退職後の支給条件をかいつまんで言うと

①退職日に労務不能状態で出勤してない。手当金を貰ってるか支給条件を満たす。
②すでに傷病手当金をもらっている場合は、支給開始から1年6カ月以内。
③健康保険の加入期間が、退職日までに継続して1年以上ある(任意継続期間除く)
④退職後も労務不能状態が続き、失業給付を受けていない。

目をひいたのは③の条件でした。
つまり社会保険に最低でも、1年以上は加入しないと支給されない。
他にも条件は色々あるけど、全ては社会保険加入が大前提となる。

とても手厚い内容でした。
1日につき標準報酬日額の3分の2に相当する額が一年半支給される。
しかも、この中には賃金だけではなく通勤手当も含まれる。

いくらヤジさんの勤怠が悪いとはいえ、月10万近くは稼いでる。プラス交通費。
この3分の2という事は、約6~7万前後は働かずして得る事が出来る。
ヤジさんの年齢だと、会社都合にしても失業給付は3ヶ月間しか受けられない。

傷病手当金は最大で一年半。しかもこの期間が終了した後は。

「体調が回復して、求職活動をしてる」
となった時は、そこから更に失業給付を受ける事ができ、逆に
「病気の為、就労ができない」
と申告し、認定された時は障害年金の請求もできる(審査は厳しいようですが)

これだ。これが社会保険にこだわる理由だったんだ。

手取りが減って、割に合わない所得であっても、社会保険の脱退は拒む。
加えてあまりに唐突な「私、病気になりました」宣言。
いままで感じてきた疑問や違和感が全て氷解した。

ヤジさんはどう転んでもいいように、計算して動いていたんだ。
更新してもらえたらラッキー。彼女にとっては、これが一番の丸儲け。
勤続年数が長くなり、契約更新も数を重ねると会社側は解雇しづらくなる。

彼女は、簿記の資格を活かした仕事がしたい。ずっと事務職に就きたかったと言ってた。
その言葉通りこの会社へ2度も応募して奇跡的に採用された。この執着心はすごい。
少々居心地が悪くても、自分の好きに休めて上司はうるさく言わない。

気に入らない事があれば、労基署へ駆け込むとチラつかせる。
万が一、会社に非が出た場合は、これを盾に雇用継続の交渉をする。
けど、G部長や社内の人間は細心の注意を払い、ヤジさんにあげ足を取られぬよう接してきた。

残業も休日出勤も無理にはお願いせず、欠勤にも不承不承ではあったが目をつむってきた。
ヤジさんが会社の環境に不満を漏らせば、部長が直々に話相手になっていた。
とんでもないミスをしても、態度が悪くても慎重に言葉を選んで注意してきた。

会社として、ヤジさんに訴えられるような落ち度はなかった。
逆に勤怠の悪さや、業務の遂行能力が劣るという雇止めの大義名分までできた。
そこできっとヤジさんは考えた。雇止めされた時の事を。

それが失業手当ではなく、傷病手当金だった。

おそらく次の仕事は、すぐには見つからない。
だからこそ収入が途絶えないよう動いてた。
ヤジさんは2重3重に、保険をかけてきたんだ。

以前、部長が言った言葉を思い出した。
「あの人はこれまでの会社でも同じような事をしてきたと思う」
考えすぎだろうか。いや。あの人ならやりかねない。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:33:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
見え隠れする意図
ご配慮願います の続きです。

そんなある日。
仕事でコピーを取る為、機械を開けた時のこと。
コピー機の中に免許証サイズの物が置いてありました。

誰だろう。きっと、コピー取ってそのまま原本を置き忘れちゃったんだな。
私もたまにやるんだよな。そう思い見ると、それはヤジさんの診察券でした。

一瞬ためらいましたが、そのままにせずヤジさんの元へ行きました。
ためらった理由は、診察券の内容の為です。
いわゆる内科などではなく、あちら系の(ご想像にお任せします)診療科目になっていた。

私  「ヤジさん。これ。コピー機にはさまってました」
と、渡そうとするととヤジさん。私の手からひったくるように持っていきます。
ヤジさん「見たんですか?」
私  「・・・見たから、渡しに来たんですけど。そのままにしといた方がよかったですか?」
ヤジさん「いえ」

あのさ。何なの?その仏頂面は。自分が置き忘れたんだよね。
私だって、見たくて見たわけじゃないんだけど。
そんなに見られたくないものだったら、会社でコピー取らなきゃいいじゃん。

私  「ご存じとは思いますが、私物でのコピー機使用は厳禁ですよ」
ヤジさん「私物じゃありません。会社へ提出する書類です」

会社へ提出する。なんで?診断書じゃなくて診察券を??
よくわかりませんでしたが、問い詰めても仕方ないのでこの場はこれで終わります。
ただこれの理由については、後になって知る事となります。

そして、2月も終わりに近づき契約更新の通知が迫ってきました。
G部長、細心の注意を払いヤジさんと契約終了の通知面談を行います。
ヤジさん、この時点ではもう更新はしてもらえないと覚悟していたのか。

終了の宣告にはスンナリ応じたようです。
面談後のG部長は、疲れきっていましたが安堵の表情でした。
その後もヤジさんは、遅刻早退欠勤は続くものの淡々と仕事をする毎日が続きます。

ヤジさんの契約満了日は3月末日。
けど有給がまだ残っていたので、実質3月中旬で出勤は終わりです。
退職の手続きの為、総務のヒロさんと色々やりとりをしていたヤジさん。
その中で、気になる文言が飛び込んできました。

ヒロさん「体調崩したんだって?大変だね。しばらくお仕事休んだ方がいいんじゃない?」
ヤジさん「はい。手当も貰えるので、ゆっくり次を探します」
ヒロさん「そうだね。失業手当があるもんね」

ヤジさん「いえ。私、失業手当じゃなく傷病手当金をもらう事にしました」
ヒロさん「え、そうなの?私、何も聞いてないけど」
ヤジさん「G部長へお願いしてありますので」
ヒロさん「私は手続きの準備とかしなくてもいいのかな?」
ヤジさん「大丈夫です。G部長が全部やってくれますので」

私はこの時初めて知りました。「傷病手当金」なるものの存在を。
失業手当とは違う手当金。なんだろう。聞いた事がない。
不思議に思いヒロさんへ聞いてみました。

私  「傷病手当ってなんなんですか?」
ヒロさん「ケガや病気した時にもらえるお金だよ」
私  「労災ですか?」
ヒロさん「あ~労災とは違う。健保関係のお金なんだ」

労災とも失業手当でもない、健保関連の手当金?
しかもわざわざG部長が手続きをしてる。ヒロさんには知らせず。
疑問に思い調べてみました。すると。ぼんやりとではありますが。

何故、ヤジさんが「社会保険加入」にあれだけこだわったのか。
何故、社内でこれだけ孤立しても、1年間辞めなかったのか。
これらの理由がわかってきました。

そして。
「ヤジさんは俺達が思ってる以上に計算してる」
と、G部長が言った言葉の、本当の意味を知る事となります。

続きます。



過去の事(仕事編) | 08:20:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
ご配慮願います
コミュニケーションが取りたい の続きです。

それでなくとも、顔や体型がかなりダイナミックな人。
だからこそ清潔感はとても大事。いい大人なんだから気をつければいいのに。

私  「ゴミ箱に捨てられてたのは見ました。いくつかありました」
G部長「まさか、まどりんさん?」
私  「違います私は受け取ってすらいませんので」なんで私なのよ
G部長「どうして?貰っとけばよかったのに。美味しかったよ」

私  「いえ。私は結構です」
ヒメさん「あの人の触った物をよく食べられますね」

ヒメさんに同意。
あの人からの貰い物なんてお断り。本人には言わないけどさ。
もう無理なんだよ。ヤジさんと、私達の関係はこじれるだけこじれてしまってる。

なのにG部長から、突然ヤジさんと
「なるべくコミュニケーションを取ってほしい」と言われてしまう。
コミュコミュうるさい。そんなに話がしたけりゃ家で旦那に相手してもらえばいいのに。

だいいち、ヤジさんが言う「コミュニケーション」は、自分が一方的に喋るだけじゃん。
私はこれ以上、ヤジさんと関わるつもりはない。
あの人がどうなろうと知ったこっちゃない。これからも、今迄通りの対応をするだけ。

G部長「まあこれは・・・俺が頑張るよ。君達は彼女を刺激しなければそれでいい」
ヤジさんと仲良く、というのは私達の顔色を見て無理だと思ったようです。
当然だ。今迄私も、ヤジさんのいい部分を見つけようと努力はした。でも。

彼女は繁忙期に連続欠勤してくる。悪びれる様子を全く見せずに。
私が忙しいだけなら別にかまわない。独身時代はもっとハードな仕事をしてきた。
でも今は違う。まだ小学生の娘がいる。しかも面倒を見てくれる身内は傍にいない。

ヤジさんの突然の欠勤。
そのおかげで、娘は夜10時11時まで1人ぼっちで留守番してきた。
待ちくたびれて、ご飯も食べずワンコと寄り添いソファで寝てる時だってあった。

彼女の勝手な都合で休んだ陰で、ウチの娘が、家族が犠牲になる。
一度や二度じゃない。何度もあった。これだけは絶対に許せない。

部長との打ち合わせ後、今度はヤジさんから直接言われます。

ヤジさん「すいません。もう部長からお聞きになったと思いますが」
私   「はい。聞きました。通院されるので遅刻早退が多くなると」
ヤジさん「そうなんです。ご迷惑おかけしますが、皆さまにもご配慮をお願いします」

これまで、私達の事なんかお構いなしに休んできたよね。なにがご配慮だよ。
っていうか遅刻早退と言わず、休んでくれても結構だわ。
私ヒメさん派遣さんだけでも、充分仕事はこなせるようになってきたしね。

私  「派遣さんもいるし、無理しなくていいんですよ」
ヤジさん「いえ。仕事はちゃんと頑張って休まないようにしますので」
私  「仕事はできるんですね。一体何の病気なんですか?」

ヤジさん「個人情報なので、病名や詳しい内容については伏せさせて頂きます」
なにが個人情報だよ。だったら最初から言わなきゃいいじゃん。
ホント、いちいち勿体ぶってなんなのさ。

私  「そうですね。私には関係のない事でしたね」
するとヤジさん。じーっと私の顔を見つめてきます。

ヤジさん「もう少し、優しい言い方ができないんですか?」

これまでとは一転、静かな口調で言ってきました。
しまった。私も思わず、つっけんどんな言い方をしてしまった。
やばいやばい。精神的苦痛を受けたとか、モラハラで訴えられかねない。

私  「すいません。気をつけます」
この時は私の態度にも問題があったので、謝りました。

そして、この「よくわからない病気宣言」以降。

ヤジさんはちょくちょく遅刻早退をするようになりました。その代わり、休みは若干減った。
契約更新まであと2ヶ月ばかり。早く来い。3月末まであと少し。
そう心の中で、指折り数えつつ過ごしていきます。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:21:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
コミュニケーションが取りたい
捨てられたお土産 の続きです。

当初の予定通り派遣さんには、年末年始以降もしばらく来てもらうようにしました。

私もヒメさんも業務に大分慣れてきて、作業スピードが上がった。
派遣さんも加わり、ヤジさんが繁忙期に突然欠勤しても影響がなくなってきた。
この調子でいくと、ヤジさん退職後もスムーズに新しい人へ引継ぎができそう。

ヘルプ要員と思ってたら、いつのまにか仲間の1人として、自分より馴染んできた。
これが面白くない。というか落ち着かないのがヤジさん。

G部長へ対する「一生懸命頑張ってます」アピールがすごかった。
それまでの反抗的な態度を引っ込め、繁忙期の欠勤も少なくなってきた。
3月末の契約更新は、なんとしても延長してほしい。という考えがありありと見える。

焦るヤジさんへ、G部長がどのような対応をしたのかはわかりません。
けど、部長の様子から3月末での雇止めは避けられない。そう悟ったのか。
派遣さんの契約延長が決まりほどなくした頃です。

今度はG部長を通し、突然の驚く宣言をしてきます。

G部長「まどりんさんとヒメさんへ伝えておく。
     詳しくは言えないけど、ヤジさんある病気になったらしい」

ある病気ってなんだ。雲をつかむような話でよくわからない。
というか、だからなんなんだ。一体何が言いたいのか。

私  「なんの病気ですか?で、私達にどう影響するんでしょうか」
G部長「身体ではなくて内面的な問題みたいだ。悪い、病名とかは言えない」

内面的?メンタル系って事?ふうん。ほんとかなあ?
今迄の経緯もあって、ヤジさんの言う事は信用できないんだよね。
それにあの人はどちらかというと、心じゃなくて別な意味で問題がありそう。
ヒメさんも同じ事を思ってたようです。

ヒメさん「きっと頭の病気なのよ。あの人おかしいもの」
私  「また休みが多くなるって事ですか?」
G部長「いや。通院が必要らしくて、その為に遅刻早退が多くなるって話」

次から次へとよくまあ、病気の総合商社のような人だな。
遅刻早退と言わず、いっそ休んでしまえ。永遠に。
仕事なんか辞めちゃって、治療に専念すりゃいいじゃん。

G部長「あとね。これはヤジさんの言い分なんだけど」
なんか嫌な予感。お願い部長。変な事言い出さないでよ。

G部長「病気が良くなる為には、周囲の人とのコミュニケショーンが重要らしくて」
コミュニケーション?要はかまってほしいと言う事ですか。

G部長「お医者様から周りの人とよくコミュニケーションを取るように、と言われたらしい」
私もヒメさんも無言。だから何。友達ごっこでもすれと言いたいのか。
そもそも、あの人と普通の会話は成り立たない。それは部長もよくわかってるでしょ。

G部長「それと・・なんか買ってきたお土産が捨てられててショックだった。
    という事も言ってきたんだけど。本当なの?」
やっぱり気にしてたんだ。そうだよな。顔が強張ってたもんな。

私が同じ事されたら、もう会社へ来たくなくなる。
わざわざ買ってきたものをあんな無造作に捨てられたら、気分が悪いどころの話じゃない。
大袈裟かもしれないけど、自分を全否定されたような気持ちになる。

さすがにあれは、私も気の毒には思った。でもなあ。自業自得だよ。
本人へ言わないだけで、社内にヤジさんの身なりに眉をひそめる人は結構いる。
ましてや口に入る物を清潔感のない人から貰っても・・・ちょっとね。

化粧はしない。制服もいつのまにか、しわくちゃへ逆戻りした。
匂いもキツかった。体臭と安物の香水が混ざったような、なんとも言えない匂い。
「シャツの襟と袖口、真っ黒だよ。洗濯してないんじゃない」と教えてくれた人もいる。

身だしなみはきちんとしてほしい。けど、こういうのって本人には中々言いづらい。
私も言いたくなかったけど、以前そう遠まわしに忠告した。
けどダメだった。逆切れされた。そしてだらしなさは相も変わらずだった。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:21:24 | トラックバック(0) | コメント(0)
捨てられたお土産
調子に乗る女 の続きです。

年末年始を乗り切る要員として、12月の頭から派遣さんを迎え入れる事になります。
1ヶ月経つ頃には仕事にも慣れ、スピードも早くなるだろう。そう計算した。
「慣らし運転」の意味も兼ね、少し早目に来てもらうこととなりました。

そして、派遣さん投入の目的はもう一つ。
ヤジさん退職後の「つなぎ要員」。どちらかというと、これが一番の目的でした。
3月末でヤジさんの雇止めをするのは決まってました。
そうなると、新しい人を募集しなければいけない。しかし。

G部長は、ヤジさんが退職するまでは募集をかけるつもりがなかった。
本人には、ギリギリまで雇止めを伏せておきたかった。何故なら。
まだ在職中に、次の人を入れて下手に刺激するのを避けたかったから。

派遣さんに関して、部長はヤジさんへ「年末年始のヘルプ要員」
と説明したようですが、そこは野生の勘だけは鋭い女。
部長の意図を察したようです。「自分のクビが危ない」と自覚したのか。

ヤジさん「私、年末は28日だけだったら、出勤できます。残業も1時間ほどならできます」

今迄頑なに拒んでいた残業や休日出勤をすると言ってきました。
これまでの勤怠と比較すると、ものすごい譲歩。でももう騙されない。
コイツ、契約更新したらまた「主人の面倒を~」とか言って態度を変えるに違いない。

絶対に信用できない。嫌というほど辛酸をなめてきた。
G部長も「残業云々の前に、規定日数をきちんと出勤する方が先でしょう」
と、ヤジさんの申告をやんわりと断ります。

新しい派遣さんは、同じ年代の3人のお子さんを持つママさん。
大人しい人だったけど、仕事の覚えは早く丁寧だった。
私やヒメさんともすぐ打ち解けた。人柄もごくごく普通だった。
年末年始の繁忙期も、私達と同じように仕事をしてくれた。

派遣さんの協力もあり、年末年始の繁忙期も無事乗り切る事ができました。
そして。繁忙期のほとぼりがさめた頃、ヤジさんが爽やかに出勤してきます。

ヤジさん「長い間、お休みを頂きありがとうございました。お土産を買ってきたので、
     皆さんで召しあがって下さい」

なんの風の吹きまわしか、突然お土産を持ってきた。
中身は個別包装の和菓子。社内の人全員へ行きわたる量だった。
罪ほろぼし?ご機嫌とり?どちらにせよ、自分は受け取るつもりはない。

私は「ダイエット中なので、結構です」と丁重にお断り。
トキさんは「私、甘いものは苦手だからいらない」と、これまたお断り。
ヒメさんに至っては、一旦は受け取ったものの。
本人のいない隙に、会社共有のゴミ箱へ直行させた。

すると翌日。
ゴミ箱の中に未開封のお土産が捨てられてるのを見つけたヤジさん。
見つけた瞬間、固まってしまった。顔色が青ざめていった。

さすがに、これにはかなりショックを受けたようです。
しかも、私の顔を睨みつけてくる。ちょっと待ってよ。
もしかして、私だと思ってる?私、受け取ってないじゃん

けど、ゴミ箱をよくよく見ると捨てられてたのはひとつだけじゃなかった。
3個ほど、そのまま捨てられてる形跡のお土産があった。
ということは。ヒメさん以外にも受け取ってそのまま捨てた人が複数いたんだ。

意外だった。誰だろう。見当もつかない。
これは、最後まで誰が捨てたものかわかりませんでした。
続きます。


過去の事(仕事編) | 09:10:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
調子に乗る女
取り扱いにご注意 の続きです。

G部長「ヤジさんとしては、みんなで話をする場が欲しいという事なんだ」
私 「ここは会社ですよ。話相手がほしいなら、よそで探せばいいのに」
ヒメさん「休みたい時に休んで、やりたい放題やって。この上何が不満なんですか」

G部長「俺、ヤジさんを交えた話し合いの場をもうけようと考えてるけど。どう?」
私 「お断りします。ヤジさんとは、必要以上に話すつもりはないです」
ヒメさん「あの人と違って忙しいんです。そんな事してる時間ありません」

話し合いといいつつ、どうせ一方的にまくしたててくるに違いない。
ヤジさんは他人の話を聞かない。下手に関わるとこちらが不快になるだけ。
私もヒメさんも断固拒否。そこでG部長、苦肉の策。

G部長「わかった。じゃあ俺がヤジさんの相手になる」

要は、部長が話し相手になって愚痴を聞いてあげる、というものでした。
そこまで気を遣わなくちゃいけないの?何様なのよ。そう思いました。
でもG部長の考えは違いました。

G部長「向こうが不満だと言う以上、俺もきちんと“対処”する姿を見せないといけない。
    後になって適切な対応をしてくれなかった、と言われるのも困るからね」

へー。偉い人もなにかと大変なのね。そんな事まで考えなくちゃいけないのか。
そしてこの提案後はヤジさん、事あるごとに部長と面談するようになります。
仕事中でもおかまいなし。忙しくてもおかまいなし。大体30分以上話し込んでいた。

ヤジさんと面談後の部長は、いつも疲れ切っていました。
大抵は一方的にヤジさんが喋りまくり、部長は聞き役だったようです。

G部長「誰も褒めてくれないから自分で褒める。俺、頑張ってるよな」
私  「大変ですね。最近、顔色がすぐれないようですが大丈夫ですか」
G部長「みなさんに快適な職場環境を提供するのも、俺の仕事だから」

健気だ。カウンセラーのような事までやるとは、思ってもいなかっただろうに(笑)

しかしヤジさん。部長を味方につけたと勘違いしたのか。
調子に乗りその後も遠慮なく、繁忙期に連続欠勤してきます。
しかも今度は「部長の許可済み」という大義名分を添えて。

繁忙期は「熱が出たので休みます」よく熱出るよね。知恵熱?
お盆は「義父の初盆で帰省するので休みます。部長の許可は頂きました」
年末年始は「義父の1周期なので休みます。部長の許可を頂きました」

年末年始は、1年で一番忙しい時期です。
GW同様、仕事は日々発生する。休むと休んだ分だけ仕事が溜まる。
なのでかなり早い段階から、年末年始の予定を組み立てます。

ヤジさん、今迄の大型連休は全て休んできた。ただの一度も出勤した事がなかった。
年末年始もきっと休むんだろうな、と考えてたら案の定。
12月27日から1月6日まで、ぶっ通しで休むと言ってきた。

対して私達は年末は30日まで、年始は4日から仕事。
ほんとにさあ。一日くらい協力しようとかっていう気持ちもないわけ?
それで「私は冷たくされてる」とか、どの口が言ってんだか。

通常の繁忙期だったら、なんとかなる。
でもさすがに年末年始はキツイ。休んだ4日分を一気に片付けなければいけない。
かといって、正月早々出勤なんてしたくもない。さあどうする。

この頃の業務量は、入社時と比較してかなり多くなっていました。
どう予定を組んでも、仕事がショートしそう。そこでG部長、早目の決断をします。

G部長「年末年始に向けて、派遣さんを雇うことにした」

朗報でした。
派遣さん投入を決めたのは11月中旬の事です。

続きます。

過去の事(仕事編) | 11:08:25 | トラックバック(0) | コメント(4)
取扱いにご注意
したたかな女の逆襲 の続きです。

ヤジさんは色んな意味で、私の想像の斜め上を行く人でした。

普通の人は、会社が気に入らなかったら辞める。
正社員とか大黒柱ならともかく、今、私達の身分は単なるパート。
何年勤めても、正社員には絶対なれる保証はない。給料だって安い。

何がなんでも!と、執着するほどの待遇ではない。
そこまでして会社にしがみつきたいんだ。
訴えるとかありえない。けど、それは私の考え。

そうだよな。ヤジさんがそう考える気持ちはわかる。
ヤジさんがこの会社に採用されたのは、私と部長に思惑があったからだ。
トキさんとのいざこざがなかったら、絶対に選択肢から外れる人。

採用されたのは、ハッキリ言って奇跡だ。
しかも本人それをちゃんと自覚してる。

G部長「多分だけど。ヤジさんはここだけじゃなくて、今まで仕事してきた会社でも
    同じような事をしてきたんだと思う。慣れた感じだった」
私  「わかりました。これからは極力ヤジさんと話さないようにします」
G部長「それはそれでマズイんだよ。きっと今度は無視されたって騒ぐよ、あの人」

話してもダメ。話さなくてもダメ。ああもう。なんて鬱陶しい人なんだ(>_<)

私  「けど私、あの人と喋ると喧嘩になってしまいそうです。どうしましょう」
G部長「まどりんさんも、言う時は言うからね。意外にきついよね~」
私  「すいません。正直者なんです」

2人で少しの時間考え込んでしまいました。そして出た結論は。

G部長「わかった。これから、仕事の指示や注意は俺から出す」
私  「そうして頂けると嬉しいです」やった!
G部長「こじれると面倒そうな人だな。俺、これから顧問社労士に相談して対策練る」

私  「わかりました。私も、言葉尻を取られないよう気をつけます」
G部長「ヤジさんとの契約は、3月末できちんと終わらせますので、安心して下さい」
私  「はい。絶対、更新しないで下さいね」
G部長「わかってます。そこは任せて下さい。その代わり、発言は慎重に」

作戦会議終了。今はまだ7月。
契約更新まであと、8ヶ月以上もある。長い。道のりは遠い。
この日から、ヤジさんの退職日まで指折り数える生活が始まります。

部長との打合せ以降、私はヤジさんとほとんど関わりを持たなくなります。
元々業務が忙しい部署なので、必要以上に雑談をする時間もなかった。
仕事のお願いや、ミスの指摘なども全て部長を通して行うようになった。

そして。「ヤジさんの扱いは慎重に」という事は、
私以外の人達も、それとなく伝わり・知る事となります。

トキさん「私もう、挨拶以外一切話しないようにするわ。どうせ別部署だしね」
ヒメさん「ほんと信じられないブスだわ。身の程知らずって言葉知らないのね」

次第に、周囲のヤジさんを見る目が「関わると面倒な人」に変化していきます。
それでなくとも「ちょっと変わった人」という目で見られていた。
例えそれが正論であっても、彼女の気に障るとたちまち
「モラハラパワハラ」と訴えられるかもしれない。うっかり注意もできない。

文字通り「腫れものにさわる扱い」となっていった。無論私も。
挨拶はするし、話しかけられたら返すけど、こちらからあえて話しかけはしない。
どこかよそよそしい態度になってしまう。触らぬヤジに祟りなし。

すると今度はこの態度について、物言いがつきます。

「みんなが私へ冷たくあたる」
「私をのけ者にして、楽しそうに話をしてる」
「私は機械のように、ただ仕事さえしてればいいのか」

そんな事言われても困る。自分が蒔いた種じゃない。どうすれっていうのよ。

一番困ったのはG部長。こんなのいいがかりに近い。けど。
会社にとって万が一でも「訴えられる」というのは大きなダメージになる。
勝ち負けは関係ない。もめ事「そのもの」を避けたかった。

そこでG部長、考えた末。
私とヒメさんへある提案をしてきました。

続きます。

過去の事(仕事編) | 09:37:34 | トラックバック(0) | コメント(2)
したたかな女の逆襲
加害者になった私 の続きです。

怒りがふつふつとこみあげてきました。
注意されたくなかったら、ちゃんとしてくりゃいいじゃん。
言いかがりも甚だしい。腹が立つあまり言葉が出ませんでした。

そんな私の怒った顔を見て、G部長。慌てて言葉を続けます。

G部長「俺はそんな風に思ってないよ。指摘については、当然だと思う」
私  「はあ」
G部長「でもヤジさんはああいう人だから。普通の感覚とはちょっと違うから」
私  「ちょっとどころじゃないですけどね
G部長「まあまあ。どうせ彼女はお客さんの前に出さないしさ、別にいいじゃない」
私  「だらしなくてもですか?」

G部長「俺だって、言いたい事は山ほどある。でも注意したら倍になって返ってくるからね」
私  「それはまあ、そうですね」
G部長「だから彼女は“仕事だけ”やってくれれば、それだけでいい。後は何も求めない」
私  「・・・・・・・」
G部長「それより、呼んだのは別件で話したい事があったからなんだ」

別件?一体何の話なんだろう。
部長、手帳を取り出し深刻な顔で話し始めます。

G部長「さっきも言ったけど。彼女はちょっと、普通の人とは違う。それはわかるよね」
私  「はい」
G部長「だからこそ、ヤジさんには気をつけてほしい。特に接し方について」
私  「気をつける?どうしてですか?」

G部長「彼女、俺達が思ってる以上に色々計算してる。
     これからは、ヤジさんへ言う言葉を慎重に選んでほしい」
私  「というと?」

G部長「彼女、今まで人に言われた事、毎日どんな仕事をした、といった内容を
    ノートに全て、時系列で記録してる。俺、そのノート見せられた」

へ??ナニそれ。あの人、そんな暇な事やってんの?

私  「日記のようにですか?」
G部長「そうそう。下手すると、ボイスレコーダーを忍ばせて全部記録してるかもしれない」
私  「まさか」
G部長「いや、ありえない話じゃないんだ。彼女ならやりかねない」

なんの為に?どうして?疑問に思いました。すると。
G部長「言質を取って訴える、もしくは雇用を継続させる。それが狙いじゃないかと思う」
私  「訴えるって言ってきたんですか?」

G部長「今回の件については大丈夫。でも」
私  「でも?」
G部長「今後の対応次第では、労基署に訴えるかも。と臭わすような事を言ってきた」

ほー。脅してきたんですか。自分の勤怠や態度の悪さを棚にあげて。

私  「じゃあ例えばですけど。“あんたデブね”なんて言おうものなら」
G部長「絶対ダメ。間違いなく訴えてくる。まさかそんな事言ってないよね」
私  「私、そこまで考え無しじゃありません。思ってても、本人には言いません」
G部長「だよね。まあ、だからこそ今後の対応については気をつけてほしい」

まじか。想像以上に面倒くさい人なんだな。
散々周りに迷惑かけてるにも関わらず、被害者づらをする。
図々しいにも程がある。思いもしない展開に、ただただ驚くだけでした。

G部長「これだけははっきり言える。彼女は絶対自分から辞めるとは言わない」
私  「トキさんも同じ事言ってました」
G部長「そうだ。トキさん、最初から採用には反対してたもんな。いやぁ、俺失敗したよ」

悔しいけど、トキさんの言う通りになった。
ヤジさんは私どころか、部長の手にもおえない。いや誰の手にもおえない。

今迄私は、ヤジさんのような人と巡り合った事がなかった。
こんな人間が世の中には存在するんだ。怖ろしくなってきました。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:41:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
加害者になった私
変化の兆し の続きです。

顔はほぼノーメイク。これは元からだったので、まあいいとして。
問題は服装などの「身だしなみ」
日を追うごとに「え?」と思うほどだらしなくなっていった。

制服は、シャツもベストもスカートも全てしわくちゃ。
洗濯・脱水後、パンパンしないで干したのを着てきたの?というほどのシワシワ。
際めつけだったのは匂い。汗を何日も放置したようなすえた匂い。

さすがに他部署の女性社員も気がついて、私達へ言ってきます。
ヒロさん「あのね、なんかヤジさん匂わない?匂うよね」
流通部女子「髪の毛フケだらけで浮いてるよ。お風呂入ってるの?」
トキさん「最近どうしたのあの人。注意した方がいいよ」

そうだよなあ。身だしなみはちゃんとしてもらわなくちゃな。
しかも、あのしわくちゃの制服を着たまま、お昼外へ食べに行ったりしてる。
気が進みませんでしたが、ヤジさんへ注意しました。

私 「ヤジさん。制服は、きちんとアイロンかけて下さいね」

自分としては、かなりオブラートに包んで指摘したつもりだった。
しかしヤジさん。目を見開いて私を睨みつけてきます。

ヤジさん「わかりました」
あ。すごいヤな感じ。ドスのきいた低い低い声。この表情。
以前トキさんに言われて、5連続欠勤した時と同じ反応だ。

これはストライキのフラグが立ったな。
と思ったら、案の定、翌日から1週間欠勤してきます。理由は発熱。
本当に、笑っちゃうくらい予想を裏切らない人だわ(^^ゞ

休み明け、出勤してきたヤジさん。
欠勤明けは、いつもは憎たらしいほど爽やかなのに、今回は様子が違った。
少し痩せて、目がギラギラしていた。かなり怖かった。

制服は、一応シワを伸ばしてきていた(パリッとはしてなかったけど)
そして。匂いについては指摘しなかったけど、本人思うところがあったのか。
今度は、お香のようなキツイ匂いをぷんぷんさせてきた。

側にずっといると、頭痛がしそうなほど強烈な香り。
よく平気でいられるな。自分じゃ気がつかないの?と聞きたくなるほどだった。

そして。ヤジさん、出勤後すぐにG部長の元へ出向きこう言います。
ヤジさん「部長。ちょっとお話ししたい事があります」
その後、部長とヤジさんは別室で1時間以上話し合いをしていました。

戻ってきた部長、かなりお疲れ。対するヤジさん、不適な笑み。
なんだろう。部長のあの様子だと、いい話ではなかったんだな。
そう思ってたらG部長に呼び出されます。

「まどりんさん。ちょっといいかい」
今度は私が別室へ通されました。G部長は浮かない顔。一体何があったんだ。

G部長「まどりんさん、先々週ヤジさんとなんかあった?」
なんの話だ。もしかして制服アイロンの件だろうか。
私 「制服がしわくちゃだったので、アイロンかけてとは言いました。それが何か」

G部長「どんなふうに言ったの?」
私 「制服はちゃんとアイロンかけてね、だったと思います」
部長、ため息をついて考え込み、手帳を見つめます。
だからなんだっていうの。私、若干イラついてきます。いやあ。実は私短気なの

G部長「実はさっき、ヤジさんが色々まくし立ててきてね。いや、大変だった」
私 「何をどうまくし立ててきたんでしょうか」
G部長「あの人早口だしさ。俺、言ってる事がよくわかんなかったんだけど」
私 「はあ」

G部長「ヤジさんが言うには、その。まどりんさんに精神的に傷つく事を言われたと」
私   「・・・・・・・・」
G部長「仕事に関係がない、服装の事まで干渉してきた。上司でもないのに。と」
私  「はい。それで?」
G部長「つまり、私はまどりんさんにいじめられてる、と。そんな感じの事を言ってきた」

続きます。

過去の事(仕事編) | 07:51:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
変化の兆し
欠勤の理由 の続きです。

10日近くも休んだヤジさん。GW明け、爽やかに出社します。
ヤジさん「お休みしちゃってすいませんでした~。お陰様で主人、元気になりました」
度重なる連日の欠勤。慣れたとはいえ、この厚かましさはやはり頭に来る。

しかもこの頃のヤジさんは、月20日の所定出勤日数の内、半分しか出勤してなかった。
これには、普段温厚なG部長も、さすがに厳しく注意しました。私達もうるさく言うからねー

G部長「いくらなんでも、病院へ送り届けた後は出勤できたと思うけどどうだろう。風邪だよね?
    大人なんだから、1人でも大丈夫だったでしょう。これからは気をつけて」

そして。勤務条件について、ひとつの提案をしたそうです。

「現在のような勤務実態が続くようだと、時短もしくは勤務日数を減らすといった
 勤務条件へ変更せざるを得ない。社会保険を外して、時短勤務にしてみようか」

ヤジさんへのこの提案を聞いた時、正直私は
「自分がこの条件で働きたいなあ」
と思ってしまった。私はできれば、ダンナの扶養内で働きたい。
好きでフルタイムで働いてるわけじゃない。

ここの時給だと、どんなに頑張っても働き損の所得にしかならない。
だったら、月100時間程度に抑えて働く方が、私などは都合がいい。
ヤジさんなんか、休んでばかりだから手取りは片手もいってないはず。

ぶっちゃけ、今の勤務ベースだと時短して社会保険を抜ける。
そして夫の社会保険の扶養に戻る。社会保険控除が無くなる。
今より2万も手取りが増える。

あら。なんかいいじゃない。
ヤジさんは早く帰りたいし、たくさん休みたい人。
きっとこの条件飲むんだろうな。そう思ってた。

ところがどっこい。
ヤジさんの考えは違った。この「社会保険を外れる」に拒絶反応を示した。
私だったら喜び、二つ返事でOKを出す条件に、NOと答えた。
時給や手取りといった収入ではなく「社会保険加入」にこだわりを見せた。

つまり、手取りは減っても「社会保険」に、なんとしても加入していたかった。

この時点では、社会保険にこだわる理由がわからなかった。
(理由については、退職間際になってわかる事となります)
不思議に思いヤジさんへ聞いてみました。

私  「ダンナさんの扶養に入った方が、お得じゃないんですか?」
ヤジさん「私、主人とはお財布別ですし、健康保険も扶養に入れないので」

意味がわからなかった。扶養に入れないなんて事あるの?
ヤジさんのご主人は自営じゃない、会社勤めだって言ってた。
ご主人の勤務先に社会保険がないっていう意味なのか?

わからん。保険は詳しくないからなあ。健保組合によって条件が違うのかな。
しかもお財布は別々って何。色々事情が混み入ってそう。

部長のこの注意以降、ヤジさんは計画的(?)に休むようになりました。
月14日から15日ペースでの出勤をキープするようになった。
但し繁忙期の欠勤は、相も変わらず続きます。

この頃になると、私はもうヤジさんの顔を見るのも嫌になっていた。
口を開けば、喧嘩になるので必要最低限の関わりしか持たないようにした。
挨拶する。仕事の打ち合わせをする。それ以外の雑談は一切しなかった。

申し訳なかったけど、ヤジさんのお相手はヒメさんへお任せしてました。
ヒメさんは大人で女優なので、陰で「死ねばいいのにあんなブス」
と毒を吐いても、表面上はにこやかに応対できる。すごいよなあ。私には無理だ。

しかし。入社から半年近くなった頃になると。ヤジさんの様子が段々と変わってきます。

ヤジさんは元々、お洒落には無頓着な人でした。
けど身なりは最低限、気を遣っていた。少なくとも「不潔」ではなかった。
それが、次第に清潔感が無くなってきた。原因はわかりません。

続きます。



過去の事(仕事編) | 07:33:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
欠勤の理由
上司の本音 の続きです。

ヤジさん「明日からお休み頂きます。お忙しいところすいません~」
結局ヤジさんは宣言通り、月末繁忙期を休みました。

ちっとも悪びれる様子もなく、ニコニコ挨拶するヤジさん。腹立つわ。
すまないと思うなら休むな。でも困った顔を見せると相手の思う壺。
私も負けずに、満面の笑顔で言い返します。

私  「ご心配なく。ヒメさんと2人で大丈夫ですから

心の中で、なんならもう来なくていいんだよ。と思いながら。
前回で懲りていたので、もう彼女をあてにしない計画で業務を進めます。
前倒しでできる仕事は全部片付け、省ける業務は省きどんどんスリム化した。

これ以降も、ヤジさんはちょくちょく長期休みを入れてきます。
事前に申告する時もあれば、当日いきなり欠勤する時もある。
まともに所定の勤務日数全てを出勤した月がなかった。

一番ひどかったのはGW期間。
GWといえども、仕事は日々溜まっていく。T社は基本土日祝休みだった。
けど、律儀に祝日を全部休むと休み明けには、自分の首を絞める事になる。

ですからヒメさんや部長と相談の上、土日+祝日を一日だけ休もう。
残りの祝日は出勤して、締切に備え全員で仕事を片付けよう。
そう決めた。ヤジさんにも通達した。でもヤジさんは渋い顔。

ヤジさん「困りましたねえ。連休中は、主人の実家へ帰省する予定なんです」

おい。ついこの間、法事で帰省したばかりじゃん。
そんなしょっちゅうしょっちゅう帰らなきゃいけないもんなの?
入社時からヤジさんは一貫して、とにかく土日祝の勤務と残業を嫌がった。

私にも家族がいるからわかる。理想を言えば、残業もせず平日だけ仕事をしたい。
でも、休日出勤なんて毎週毎月あるものじゃない。大型連休の時だけ。
年に数日だけ。何故そこまで休日出勤を拒むのか、理由がわからない。

ヤジさんには子供がいるわけではない。介護する親がいるわけでもない。
糖尿病の夫だいるだけ。これだって自業自得だよなって思う。
私がお願いしてもこじれるだけなので、G部長へ休日出勤の要請をしてもらいました。

部長直々の指示なので、不承不承ではありますが、最後はヤジさん

「出勤します。全部は無理ですけど、少しだけなら」
と宣言した。それなのに。

ヤジさんは休みました。GW突入初日からやってくれた。
4月29日頃から5月7日までぶっ通しで休んだ。
しかも今回は休みの理由がふるっていた。

G部長「ヤジさん、ご主人が熱出したそうです」
ほほう。今度はダンナさんが熱を出したんですか。

G部長「・・・それで、病院へ連れていくため休むそうです」
よく熱を出すご夫婦だこと。で。帰省するって話はどこへいったんだ。

私  「熱?熱ってなんですか?入院でもしたんですか?」
G部長「入院はしてない。風邪だろうって話」

お前のダンナは幼稚園児か?1人で病院へ行く事もできないのか?
病院へ連れてったなら、その後は出勤できるんじゃないの?
もう突っ込みどころ満載の欠勤理由。トキさんヒメさん私と抗議の嵐。

私  「子供の熱ならともかく、ダンナの熱で休むなんて聞いた事ないんですけど」
ヒメさん「夫婦揃って自己管理ができないのね。本当にクズだわ」
トキさん「こんなの嘘が見え見えじゃないですか。なんで許可するんですか」
G部長「気持ちはわかる!けど会社としてはダメと言えない。わかってくれよ」

私達の剣幕に部長はたじたじ。そして最後に一言。
「俺の方が熱出そうだ」

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:19:17 | トラックバック(0) | コメント(2)
上司の本音
欠勤という名のストライキ の続きです。

私が担当してた業務は、欠勤が多い人には向かない仕事でした。
日々、取引先の経費の内訳や異常の有無をチェックする。
前日の仕訳が翌日に連動するし、相手ごとの「クセ」もあった。

ところが、連日休んでしまうとこの「クセ」や「流れ」がわからなくなる。
毎日やってないと感覚が鈍る。1日休んだだけでも浦島さん状態。
当時、業務拡張に伴い取引先もどんどん増えていた。

毎月繁忙期があって、締め日には必ず帳尻を合わせなければいけない。
それなのに、残業はできない。繁忙期は休みます。
でも自分の好きに仕事はやりたい。一体なんなの?

この時丁度、T社では別部署(流通部)の女性パートを募集していました。
流通部は私がいる部署と違って、比較的業務がゆるやかだった。繁忙期もない。

そこで、トキさんヒメさんと相談の上、ひとつの案が浮上しました。
ヤジさんを流通部へ異動させてはどうだろう。
そして、今募集してる人をうちの部署へ入れる。

流通部なら、正社員の男性がたくさんいるし、パートの女性だって3人もいる。
休む人間が1人混ざっても、支障ないだろう。そう思い部長へ提案します。
しかし。部長の口から思いがけない一言が。

G部長「それはちょっと。ほら流通部は、お客さんと接する機会が多いからね。
     あの人に来客応対させるのは・・・これ以上は言わなくてもわかるよね」

言いたい事はわかる。あのルックスとあの性格。
幅広図体でどすどす歩く。怒鳴ってるの?と思うほどの大きい声で喋る。
確かに絵面は大変よろしくない。
お客さんがびっくりしてしまう。私だって初対面の時はかなり驚いた。

会社としては、ヤジさんをお客さんの前に出すのは避けたい。
そういう考えらしい。やっぱりな。私もそうは思ってた。
しかも、流通部は「顔で選んだの?」という位、可愛い女性を揃えていた。

すると。トキさんがこう言ってくれました。
トキさん「では、私のいる企画部はどうですか?みっちり鍛えてやりますよ」
G部長「トキさんはいいかもしれないけど」
トキさん「何か問題が?」

G部長「企画部は偉い人ばかりだからね。迷惑かけるからダメ。そもそも、
     部署異動自体、考えてない。周りに迷惑だし可哀想だからね」

ちょっと待って

今、聞き捨てならない事を言ったような気がする。
ヤジさんは、お客さんにも会社にとっても、迷惑な人だと認めるわけですね?
その上で、私達には我慢しろと。そう言いたいわけですか。

私達は可哀想じゃないの?ひどい(´;ω;`)

私達3人がが何を言いたいのか察したようです。部長、慌ててフォロー。
G部長「ほら、もうヤジさんも大分慣れてきたし、今抜けると困るでしょ」
そんな事言われても、私達の気は収まらない。皆で一斉に部長へ集中砲火。

私  「私、ヤジさんの存在自体が困ります
ヒメさん「どうしてそんな人を採用したんですか?!」
トキさん「クビにできないんですかクビに!」

G部長「まあまあ、そう言わないで。忙しい時は俺も手伝うからさ」
結局、だましだまし繁忙期を乗り越えていくしかない。
という結論に至りました。

もういい。あてにしない。こうなったら、別の手を考えよう。
気に入らない事があると、ストライキを起こす。ヤジさんはそういう人だ。
この件で懲りたので、私はもうヤジさんを頭数に入れるのをやめました。

いてもいなくても支障が出ないようにしよう。
業務の振分けをして工程を組み立てよう。と。

続きます。

過去の事(仕事編) | 08:38:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
欠勤という名のストライキ
ただ者ではない の続きです。

何事もなかったかのように、つらっと会社へ来たヤジさん。
散々迷惑をかけてこの振る舞い。この厚かましさ。考えらない。
さすが同じ会社へ2度も応募するだけの事はある。

5連続欠勤後、しばらくは真面目に出社する日々が続きました。
けど、一度こういう事があるともう信用できない。
いつ休むかわからない、勤怠が悪い人に大事な仕事を任せる事はできない。

もうヤジさんを信用できなくなった私。そこで仕事の振分けを大きく変えました。
ヒメさんへ重要な仕事を引継ぎ、どんどん任せていった。
そして、ヤジさんには残った雑用的な仕事だけをお願いする。
ただ当然の事ながら、ヤジさんにとって、この振分けは面白くない。

人と接する業務をはずされた。その上、責任ある仕事も任せてもらえない。
いつのまにか後輩のヒメさんに追い越されてしまった。
不満に思ったヤジさん、仕事の内容について噛みついてきます。
あろうことか、私ではなく部長へ。

G部長「ヤジさんがね。業務内容が不公平だ、って言ってきたんだよ」
私  「私、残業できない上、平気で休む人に重要な仕事を教えるつもりはありません」
G部長「そうだよね。俺もその辺は説明したんだ。でも彼女、相当面白くないみたいでさ」
私  「ヒメさんと同じように残業してくれて、当日欠勤が少なくなるなら考えます」

これについては、一歩も譲るつもりはありませんでした。
いい大人だったら、社会人だったら、体調管理だって大切な仕事。

糖尿病の夫の面倒見るから残業できない?
熱を出したから、繁忙期を全部休む?
冗談も休み休み言いなさいよ。

まず自己管理をきちんとしようか。
それが嫌なら、休んでも文句言われない会社へ転職しなさいよ。
勤怠が悪いうちは、ヤジさんへ責任ある仕事を教えない。
部長は、私とのやりとりをそのままヤジさんへ伝えてくれました。

部長へ進言したので、自分の思うように事が進むと考えていたヤジさん。
けど、結果は自分の希望通りにならなかった。かなり不満顔でした。

その後もきっと、色々考えていたのでしょう。
そして。翌月の繁忙期が近づいてきたある日の事です。

ヤジさん「すいません。今月の26日から主人の実家へ行くので3日間ほど休みます」

今月の繁忙期も休むと言い出します。耳を疑いました。
私 「困ります。それって、どうしてもはずせない用事なんですか?」
ヤジさん「あ~ダメですねえ。法事なんで行かなきゃいけないんです」

すいません。と言いながらも、ちっとも悪びれる様子はない。
もうこれは、困らせるのが目的だろう。と思ってしまうほどふてぶてしい態度。
まだ前もって言ってくるだけマシと考えるしかないのか。

ヤジさん「もう、休むと決めてますので。よろしく」
はあ?なにそれ。ほんっとふざけんな。冗談は顔だけにしとけこの豆タンク
ヤジさんに「常識」は通用しない。この人と話をしても埒があかない。

そこで。G部長へ相談しました。
先月に続き、今月も月末に休むと言ってきた。
余りにも繁忙期の欠勤が多すぎる。なんとかしてくれと。

G部長「でもさ。まさか休むなと言う訳にはいかないからね」
私 「忙しい時だけ用事が出来たり、体調が悪くなるなんてありえないですから」
G部長「そうなんだけどさ、でも本人が言う以上対処のしようがないよ」

部長も、ヤジさんへの対応にはかなり苦慮していました。
続きます。

過去の事(仕事編) | 09:02:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
ただ者ではない
美しい毒 の続きです。

翌日も朝一番に部長から告げられます。

G部長「ヤジさん、今日も休みだって。熱が下がらないって」
昨日に続き、今日も欠勤のヤジさん。聞いた瞬間「ふざけんな」と毒づいてしまった。
前日4時間以上も残業した疲れもあり、私とヒメさんの怒りはMAX。

私 「なんなんですかあの人。この繁忙期に休むとか、本当に困るんですけど。」
ヒメさん「これだからデブは嫌い。普段不摂生ばかりしてるから、病気になるのよ」
部長に言っても仕方ないけど、2人とも口から出るのは文句ばかり。

だって。本当に疲れたんだよ
この分だと、今日も明日も残業4時間コース。体が持たない。
それでも追い付くかどうか微妙。月初の締め日まで片付かないかもしれない。

G部長、緊急で他部署へ掛け合い、トキさんの応援を取りつけてくれました。

本当は異動したトキさんを頼りたくはなかった。
最近は指導に来るものの、実務はほぼ私達へ任せてくれていた。
繁忙期もできれば、自分達の力で乗り切りたかった。でもそうは言ってられない。

私  「すいません、トキさん。ご迷惑をおかけして」
トキさん「仕方ないよ。忙しい時に休む誰かさんが悪いんだから」
トキさんがいれば百人力だ。私も慣れたとはいえ、やっぱりまだまだかなわない。

トキさん「ヤジさん、多分明日も来ないと思うよ。あの人はあてにしない方がいいわ」
私  「え。そうですか?もしかしてヤジさん辞めちゃいますかね」
トキさん「ああ~それはないない。あの人は絶対に自分から辞めるとは言わない」
私  「・・・普通、これだけ迷惑かけたら会社に来られなくなると思いますが」

正直、私はこの時ヤジさんは辞めてしまうと思ってました。
トキさんからあれだけキツイ事を言われて、その後の欠勤。
通常だったら退職フラグ。私が同じ立場ならもう会社へ来ない、来たくない。
でもトキさんの考えは違いました。

トキさん「まどちゃん甘い。人を見る目ないね~」←なぜか、突然ちゃん付けで呼ぶようになった
そしておごそかに宣言します。
トキさん「まあ見てて。忙しい時期が過ぎたら、ケロッと出社してくるから」

結局ヤジさんは、次の日もその次の日も欠勤しました。
最終的に繁忙期の5日間、全部休んだ。もう地獄のような忙しさだった。

トキさんにだって、自分の仕事がある。どの部署も月末は忙しい。
朝から晩までつきっきりで、私達の助太刀できる訳ではない。
おかげで私達は毎晩夜9時10時迄残業をするハメになりました。

この期間中、私が家に帰宅するのは夜10時11時。それまで娘は1人でお留守番。
事情を説明して、ダンナに早く帰るお願いはしたものの、いつも帰れるとは限らない。
娘は風呂も入らずご飯も食べず、私達の帰りをひたすら待ってた。

私 「ごめんね。少しの間だけだから、我慢してね」と謝ると
娘 「大丈夫だよママの方こそ倒れちゃわないでね」
そう言って、手をぎゅっと握りしめてくれた。切ない。こんな思いさせたくなかった。

なんであんな女の為に、ウチの娘がこんな目にあわなくちゃいけないんだ。
早く辞めてしまえ。もう2度と顔を見たくない。そう思っていたのに。
トキさんの予言通り、繁忙期が過ぎて落ち着いた頃にノコノコと出社してきました。

ヤジさん「ご迷惑おかけしました!熱が下がらなくて大変だったんです」
満面の笑顔だった。はちきれんばかりのつやつやした顔。
私には“してやったり”としか見えなかった。

私達3人は連日の4時間残業で、憔悴しきっていた。
目の下にはクマもできてるし、体も疲れが抜けず鉛のように重たい。
なのに、この人は何?休みの間に益々パワーアップして戻ってきた。

本当に病気だったの?実は体じゃなくて、頭がおかしいんじゃないの?
むかつく。本当に腹が立つ。この顔も声も態度も全てがむかつく。
あまりにも腹がたって、私はもうヤジさんの顔を直視出来なくなっていた。

トキさんは挨拶代わりにキツイ一発をお見舞い。
トキさん「また太ったんじゃない?制服も顔もパンパンだよ」

ヒメさん。表面上は気遣うそぶりを見せるも。
本人に聞こえるか聞こえないかという、小さな声で呟く。
「死ねばいいのに」

そんな私達の様子はお構いなしに、うるさいほど大きな声で言います。
ヤジさん「今迄休んだ分、一生懸命頑張ります!」

やっぱりこの人は変だ。普通の神経じゃない。改めてそう感じました。
続きます。

過去の事(仕事編) | 08:05:46 | トラックバック(0) | コメント(4)
美しい毒
傷ついたプライド の続きです。

G部長「ヤジさん、今日休みだって」

出社して朝一番に、G部長から告げられました。
聞いた瞬間「ああ。やっぱりな」と思ってしまった。
嫌な予感に限ってよく当たる。なんでだろう。不思議だ(^_^;)

私   「欠勤の理由はなんですか?」
G部長「なんでも、熱が出て歩く事もできないらしいよ」
私   「インフルですか?風邪ですか?明日以降は大丈夫そうですか?」
G部長「風邪って言ってた。声を聞く限りは、元気だったから明日は来ると思うけど」

やりやがったな。というのが率直な感想です。
昨日の様子から、こうなりそうだと覚悟はしてました。
でもまさか本当に休むとは。どうしよう。困る。非常に困る。

ヒメさんはまだ入って間もない。どの仕事も、まだ教わりながらこなしてる状況。
スピードに至っては、正直言って半人前に近い。
しかも、3人になった時点で派遣さんを打ち切ってしまった。

毎月25日から月初にかけて、業務量はいつもの倍になる。
3人で仕事するのを前提に、月末月初の予定を組んでいた。
どう考えてもヒメさんと2人で、この繁忙期を乗り切るのは厳しい。
この時期は、トキさんもヒロさんも忙しい。応援を頼むのは難しかった。

G部長「2人だけじゃ、きついよね?俺でよかったら手伝おうか」
ありがたいお申し出ですが、丁重にお断りしました。気持ちだけで結構。
部長に現場の仕事をさせるなんてとんでもない。というか、逆に足手まといだ(笑)

仕方ない。2人でやれるだけの事をやるしかない。
ヒメさんへ、ヤジさんが体調不良で休みと告げました。すると。

ヒメさん「今日から忙しくなるんですよね」
私   「はい。かなり負担かけてしまいます。すいません」
ヒメさん「ヤジさん、自己管理できなさそうな人ですもんね。デブはこれだから困るわ」

ヒメさんの口から、かなり毒の効いた発言が飛び出しました。
いや。毒というより、本音が出たというべきか。
今までとは打って変わって、吐き捨てるような口調だった。

ヒメさん「大体ね。見た目が変な人って、性格もおかしいのよ」
私  「そうですね(^_^;)」ほ~。言うなあ
ヒメさん「私も今迄、色んな人とお仕事してきたけど、あんな図々しい人は初めて」
私  「ハイ。それは私もそうです」
ヒメさん「見た目も性格も仕事のやり方も、全てが汚い。あの人、女じゃないわ」

辛辣な言葉。でもよくぞ言ってくれました。これがヒメさんの本来の姿なんだな。
意外と黒い一面を持っていそう。こういうの、私は嫌いじゃない。むしろ面白い。

ヒメさん「ああいう人は採用しちゃダメですよ。本当に信じられない」
ヒメさんがそんな風に考えてるとは、夢にも思ってなかった。
今までヤジさんから、どんな失礼な扱いを受けても笑顔で対応をしてきた。

えらいなあ。これが大人の対応ってやつなんですね。
私なんて隠してるつもりでもすぐ顔に出る。嫌だと思ったらモロ態度が変わる。
ヒメさんのこの女優っぷりは見習いたいかも。

ヒメさん「まどりんさん、今まであの人と2人で大変だったでしょう」
私  「そうですね。あんな人だってわかってたら、断ってたんですけどね」
ヒメさん「私が入って良かったですね。助かったでしょう

普通だったら、かなり高慢ちきに聞こえる言葉。
でも、不思議と不快ではありませんでした。むしろ「その通り!」と即答してしまった。
美しい人は何を言っても様になるんだな。やっぱ美人は得だよなあ。

その後、大車輪で仕事を片付けていきました。
けど2人だけの上、内1人は慣れないヒメさん。夜9時過ぎまで残業しても追い付かない。
しかも8時過ぎたあたりから2人とも集中力が切れ、業務効率が落ちてきた。

まだまだ仕事は残ってましたが、この日は9時半で切り上げ帰りました。
体力も気力も限界だった。明日になったら、ヤジさんが来るかもしれない。
3人揃えば、なんとかなる。そう淡い期待をしながら。

でも翌日。この淡い期待は見事に裏切られる事となります。
続きます。

過去の事(仕事編) | 08:36:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
傷ついたプライド
やる気が空回り の続きです。

トキさん「パワハラ係長には私から言っとくからもういいよ。仕事に戻って」
ヤジさん「大丈夫です!私がパワハラ係長へ連絡します」
トキさん「ヤジさんが大丈夫でも、パワハラ係長が困るから連絡しなくていい」
ヤジさん「どうしてですか。何が困るんですか?」

あ~あ(^_^;)
どうして 「はい、わかりました」で終われないんだろう。
これ以上聞いても、自分にとっていい話ではないと予測できないのかな?
こんな時のトキさんの言葉は容赦ない。やめときなよ。
そう思っていたら、案の定

トキさん「あのね。ヤジさんの態度に対して、営業部から苦情がきてるの」
ヤジさん「どういう意味ですか」
トキさん「あなた電話中の人が横にいても、大きな声で笑ったり喋ったりするよね。
     忙しそうでも自分の用件の為なら、お構いなく声かけるよね」
ヤジさん「・・・・・・」
トキさん「相手の状況を考えてないよね」
ヤジさん「すいませんでした。以後、気を付けます

すいません。とは言ったものの口先だけ。開き直ってる。
言葉とは裏腹にトキさんの顔を睨み付けている。かなり反抗的な態度。
この態度にトキさんのスイッチが入ります。

「もう気を付ける必要ないよ。これから 電話応対も来客応対も、
 営業とのやりとりも一切しなくていいから」

トキさんにこう告げられた瞬間、ヤジさんの顔が無表情になりました。
そして今まで聞いた事のない、恐ろしいほど低い声で呟きます。

ヤジさん「私はただ入力だけやってればいいって事なんですね」
トキさん「そう。これから営業とのやりとりは、全部私かまどりんさんを通して。
     あとね、入力だって大事な仕事だよ。軽く考えないで」

仕事に関してトキさんに逆らっても、絶対にいい事はない。
従順に言い付けを守っていても、物言いがつく時がある。
それは私自身も、充分すぎるほど骨身にしみてわかってる。

トキさんには「経験」という大きな武器がある。
逆らうのであれば、彼女以上にスキルを習得しないと返り討ちにあうのが関の山。
ヤジさんだって、今まで散々痛い思いをしてきてわかってるだろうに。
なぜこうして、いつも反抗するんだろう。

この出来事は、ヤジさんのプライドを大きく傷つけました。
その後は不気味なほど静かだった。表情は恐ろしいほどに強張っていた。
話しかけても、ドスのきいた声で「はあ」「はい」しか言わない。

今までも、注意されてふてくされる事はありました。
でも、今回はちょっと勝手の違う怒り方だった。
定時になって帰る時間になっても、むっつりしたまま。

いつもはニコニコしながら「お疲れ様ですー。お先に~」
と挨拶して帰るのに、この日は黙って帰ってしまった。
嫌な予感がしました。

明日は25日。これから月初にかけて、繁忙期に入る。

ヤジさんは、一度だけ月末月初の忙しさを経験している。
どれだけ大変かわかってるはず。まさかとは思いました。
いくら気に入らない事があっても、繁忙期に休んだりしないだろう。と。

でも、残念ながらこの予感は当たってしまいます。
翌日、目が回るほど忙しいにも関わらず、ヤジさんは欠勤したのです。

続きます。


過去の事(仕事編) | 07:53:43 | トラックバック(0) | コメント(4)
やる気が空回り
競争心丸出し の続きです。

ヤジさんは、簿記2級の資格を持ってました。
本人、この資格を独学で取ったと誇らしげに言っていた。
対するヒメさんは実務経験はあっても、資格は無い(私もだけど)

資格はあるに越したことはない。独学での資格取得も立派。
ただ「資格だけ」あっても仕事は出来ない。まして彼女は実務経験が全くない。
加えてヤジさんのコミュニケーションの取り方は独特だった。

彼女は人の話を全くと言っていいほど聞かない。そして喋ると止まらない。
この気質は、色んな場面で支障を来たす事となります。
来客電話応対、営業さんへの報告。どれも安心して任せられなかった。

それでも仕事でヒメさんに遅れを取りたくない。
もっともっと新しい仕事を覚えたい。というヤジさん。
「コルセンにいたので電話応対には自信があります!」
と言うので、とりあえず電話の取次をお願いしてみました。

正直かなり不安でした。ですから、念のため電話応対マニュアルを渡し
「事前に練習しましょうか」と提案もした。でもヤジさんは自信満々。
「大丈夫です!電話応対は慣れてますから」

ああそうですか。
ビジネスの電話受付は、コルセンとはまた違うんですけどね。
まあいいですよ。大丈夫って言うんならぶっつけ本番で行きましょう。

わからなくなった時は奥の手「少々お待ち下さい」がある。
そう考えて、電話を取ってもらいます。
ヤジさん「お電話ありがとうございます!T社でございます!」
うん。出だしはOK。声はかなりでかいけど。これはもう仕方ない

だがしかし。この後が酷かった。ロープレしとけばよかったと激しく後悔。
その時は、取引先からパワハラ係長への電話でした。
でも彼はあいにく不在。一旦電話を保留した後、ヤジさん大慌てで聞いてきます。

ヤジさん「パワハラ係長宛にかかってきました!」
私 「今、外回り行ってますね。戻り時間は未定らしいですよ」
ヤジさん「え!?じゃあ、向こうに何て言えばいいんですか」

このような場合、T社では対応法が決まってました。
営業宛の電話は、他の人へは回さず、必ず本人へ知らせる事になってる。
なので相手に再度かけてもらうか、営業から折り返せばいいだけの話。
マニュアルにもそう書いてるし、事前に言ったんだけどな。

私 「急いでる感じですか?」
ヤジさん「それはちょっとわかりません」
私 「折り返しか、かけ直しをしてもらうかどっちかですね」
ヤジさん「どっちですか!かけ直しと折り返しどっちにしますか!」
私  「それは電話口の相手に聞いて下さい」私に聞くな

するとヤジさん保留解除後
ヤジさん「あ、もしもし!もしもし!あ、今いないんです。どうしますか」

あのですねヤジさん。
そこは「もしもし」ではなく「お待たせ致しました」だよね。
本当にコルセンいたの?と思ってしまうほど、グダグダな応対だった。

「自分」が喋るのに一杯一杯で「相手」の言葉を汲み取れない。うーん(^_^;)
そして、なんとか電話を終えるも。

ヤジさん「折り返し、電話することにしました!」
私  「わかりました。係長の机にメモあげといて下さい。で、誰からですか?」
ヤジさん「なんか、よく聞き取れなかったんですよね!えーと、確か・・」
私  「…………連絡先は聞きましたか?」まじかよ。わかるまで聞けよ。
ヤジさん「聞いてません。でも、着歴に残ってますから大丈夫です」

なんでそうなるの。しかもよりによってパワハラ係長への電話。
「誰からの電話だったか、よくわかりません」
確かに着歴に番号は残ってるけど、その番号へ折り返しとは限らない。
こんな応対したらどれだけ怒鳴られるか。わかってるのかなあ。

すると。一部始終を見ていたトキさん登場。
厳かにヤジさんへキツイ一言を告げます。
「ヤジさん。あなたもう、電話取らなくていいわ」

続きます。



過去の事(仕事編) | 08:24:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
競争心丸出し
敵の敵は味方 の続きです。

ヤジさんは事あるごとに、ヒメさんと張り合うようになりました。
後から入った人に追い越されたくない。という気持ちがひしひしと伝わってきた。
「自分の方が仕事ができる、有能だ」アピールもすごかった。

ヒメさんはどちらかというと、正確性を重視するタイプの人でした。
時間をかけても、ミスを最小限に留めたい。そういう仕事の進め方。
ですから、お世辞にも仕事のスピードが早い、とは言えなかった。
どの業務も、私やヤジさんの倍の時間をかけて取り組んでいました。

対して、スピード優先タイプのヤジさん。
慎重に仕事を進めるヒメさんへ、偉そうに茶々を入れる。
「まだやってるんですか?手伝いますか?」
「私、もっと早く終わるやり方知ってますよ。教えましょうか」

ミスを見つけたら鬼の首を取ったように、わざわざ報告へ来る。
「ここ、間違えてました!私、直しておきましたから」
なんというか。いちいち、本当に恩着せがましい┐(´-`)┌ 

逆に自分がミスした時は、脱兎の如く現れ
「私が直します!」と、私やヒメさんからやりかけの仕事を持っていってしまう。
この人、本当に人から指摘されたり注意されるのが嫌いなんだな。そう感じました。

ヒメさん入社後1週間ほど経ったある日の事。
トキさんから、ヒメさんご指名である仕事の引継ぎがされました。
内容は会社の資金に関わる、重大な業務。ミスは絶対に許されない。

先に入った私もノータッチの仕事でした。勿論ヤジさんも。
ヒメさんの能力を見込んで、トキさんが直々に教える事となったのです。
けど、この「ヒメさんだけ」教えてもらえる。がヤジさんの気に障った。
一生懸命「私もできる」アピールをしてましたが、トキさんの鶴の一声。

「ヤジさんには教えない。大体ね、あなた、人に物を教わる態度じゃないよ」

この言葉に顔色を変えました。不承不承ではありますがこの場は引きさがりました。
しかし。その後は、不機嫌オーラ満載で怖かった(^_^;)傍に近寄れない程でした。
けど、教わらないのは私も一緒。何でそれほど不満なのか不思議だった。

ヤジさんと一緒に仕事して、気がついたことがありました。
彼女は仕事を選ぶ。どういう事かというと
「気に入った仕事」だけをやりたがる。嫌いな仕事は手をつけない。
地味な仕事、キツい仕事、ミスを後から指摘されるような仕事を嫌がるのです。

これについては、トキさんも気がついて指摘をしました。

トキさん「ヤジさん。楽な仕事ばかり選んでやってるでしょ。それダメだから」
ヤジさん「そんなつもりはありません」
トキさん「あっそう。自分じゃわからないんだ。じゃあこれからは言われた仕事だけやるようにして」
ヤジさん「わかりました!言われた通りにすればいいんですね!!」
トキさん「そうそう。自分で勝手に仕事を進めないで」

やっぱりこの2人はすごい。まるで天敵同士のようだ。
ドキドキしながら見ているとトキさん、留めの一言。

トキさん「あとね、ヒメさんへ仕事を色々教えてるようだけど、それもいいから」
ヤジさん「はい」
トキさん「教えるのはまどりんさんだけで・・・」
ヤジさん「わかりました!!」

よほど不愉快だったのか、トキさんの言葉を遮ってしまった((((;゚Д゚)))))))
しかしトキさんも負けてはいない。怯むことなく最後に言い放ちます。

トキさん「人の話は最後まで聞く!先輩に向かってその態度はなに?」
ヤジさん「・・・・・・すいませんでした」

ハラハラしましたが、この時はヤジさんが頭を下げて終わりました。
続きます。


過去の事(仕事編) | 09:14:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
敵の敵は味方
女の戦い の続きです。

ヤジさんは性格にかなり難ありでしたが、仕事はそれなりにこなしてくれました。
ただスピード重視の人なので、ミスがポロポロ出てくる。
思い込みで仕事を進め、間違う事も多かった。けどミスを指摘するともう大変。

間違いに気づき、教えようとしても途中で遮られてしまう。
「わかってます!後で直そうと思ってたんです」すぐ直せよ
「そんな事教わってません!」メモ取れって言ったじゃん

そのくせ、人のミスには大声で騒ぎたてる。誰かさんを思い出すなあ
「ここ間違ってます!私が気がつかなかったら大変でしたね!」

頼んでもいないのに、派遣さんへ勝手に仕事をお願いしたり教える。
その口調がまた偉そうで「何様ですか」と言いたくなる。派遣さんへ何度謝った事か(^_^;)
しかし。ここでもトキさんが登場してきつーいご指導が入る。
但し、私ではなくヤジさんへ。

トキさん「余計な事しないで。ヤジさんはまだ人に教えるレベルじゃないよ」

自分の思うように仕事がしたいヤジさん。
でも私の後ろにはトキさんが目を光らせてる。
きっとヤジさんは忌々しく思っていたに違いありません。

トキさんのような人は、敵に回すと厄介。けど味方となると話は別。
「対ヤジさん」に限って言えば、百人力の心強さ。
今までの私に対する仕打ちは何だったんだ?と思うほどの変わりようでした。

私はヤジさんに完全に舐められてました。けど、それは別に構わなかった。
実はこの時、水面下で新しいパートさんの募集を始めていました。
これからも、どんどん業務量が増える。いずれは人員を3人にする予定でした。

仕事は忙しい。ヤジさんは残業できない。ならば少し前倒しして新人を入れよう。
G部長やトキさんと相談の上、話がまとまりました。社長の決裁も取った。
あとは新人さんが入るのを待つだけでした。

そして、ヤジさんが入社して3週間後。
新しいパートさんが仲間に加わりました。今度は43才独身の女性。
ヤジさんの失敗を教訓に、今回は慎重に選考を重ねたと言ってました。

今度の新人さんは、とても美しい人でした。
モデルさんのようだった。名前はヒメさん。
職歴もしっかりしていた。大手商社の経理を長年勤めてきたとの話。

なんでこんな条件の悪い会社に?と思うほど素敵な女性だった。
派遣さんも「良かったですね!これで私、安心して辞められます」と言ったほど。

美人だけど気取った所もない。仕事はとても丁寧。
会社や私にとって、申し分のない人だった。しかし。
ヤジさんにとっては違った。自分の立場が微妙になった事に気付いた。

今まで、私を散々小馬鹿にしてきたヤジさん。
それがヒメさんが加わってからというもの、コロリと態度を変えてきた。
必要以上にご機嫌を取り、猫撫で声ですり寄ってくる。

今更何?遅いんだよ。
もうアナタの本性はもうバレてるから。取り繕っても無駄無駄。
けど考えてる事は、なんとなくわかる。

「後から入ったヒメさんに負けたくない」という敵愾心。それだけだ。
ヤジさんは人間関係を「上か下か」の垂直方向でしか計れない人だった。
自分より上だと判断したらすり寄り、下だと思ったら舐めて威圧的になる。
ヒメさん入社後、トキさんから再び忠告を受けました。

トキさん「気をつけて。あの人ヒメさん苛めるよ。絶対2人きりにさせないで」

さすが。今まで散々苛め抜いてきた人の言葉は重みがある。
なんて感心していたら。
トキさんの言う通りでした。ヒメさんへの攻撃が始まったのです。

続きます。

過去の事(仕事編) | 07:35:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
2017年はじめの一日
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

本日は、昨日までの記事の続きはお休みします。
明日から通常ペースに戻します。

さて。日付変更と同時に、早速初詣へ行きました。
戻って寝たのは朝方。皆、つい先ほど起きました。まだ寝ぼけ気味(^^ゞ
これからおせちお雑煮をつまみながら、飲みに入ります。

ではでは。




日常のこと | 11:58:02 | トラックバック(0) | コメント(11)

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